第2話「私が守る」
家庭の事情で生活が少しだけ苦しくなったらしい
少しの間、親の知り合いにHANAを預かってもらった
「このまま、譲ろうかと思う」
親に言われて、泣き叫んだ、必死の抵抗をした
中学生の私にはなんの権限もないことも分かってた
夜HANAがいないHANAがよく遊んでる廊下のスペースで1人で泣きながら寝た
小さな小屋に入って泣いたりもした
「HANAがいないなんて嫌だ 」
「こんな家に呼んでしまってごめん 」
「帰ってきて」
私は決意した、HANAは私が守る
親に言った、何度も何度も
「私からHANAを取らないで!」
「分かった」
親を諦めさせた
HANAが帰ってきた
ねぇ、HANA
あなたを守れたのかな?守れたよね?
あなたの匂いあの日から、前より好きになったよ
きっとあなたはこう言ってたよね?
「ただいま!」って
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