イージス航空戦艦『蓮華』戦記
零1941
第零話 設定
20XX年O月X日
海上自衛隊汎用護衛艦『しらぬい』と『すずなみ』の見張り員が、北海道松前町のある場所で、所有者不明の造船所を発見した。
中を調査すると、一隻の航空戦艦が完成した状態で発見された。
また、造船所内の部屋には3体の遺骨があり、部屋にあった資料から下記のことが判明した。
・この造船所は日本海軍の秘密造船所ということ。
・この造船所にある航空戦艦は『蓮華』と言う名前と言うこと。
・部屋で見つかった3体の遺骨は、この造船所で働いていた人の遺骨で、この造船所で一生を終えたいと思った人たちの遺骨という事が日記から分かった。
・『蓮華』には、『蓮花』と言う`重雷装航空戦艦`の姉妹艦がいるということ。
さらに、調査をしていると『蓮華』のスペックについて書かれた書類が見つかった。
航空戦艦『蓮華』
全長 300m
全幅 40.9m
全高 50m
排水量 131,056t
速力 30kn
主砲装填速度 3式、3発/分(!?) 4式、3発/分 (!?)
武装
・主砲 3式45口径48cm3連装砲1基3門 4式50口径50.8cm4連装砲2基8門
・副砲 60口径20cm3連装砲二基六門
・高角砲 40口径20.5cm連装高角砲六基12門
・両用機関砲 30mm単装機関砲50基50門
40mm単装機関砲40基40門
・対空機銃 25mm3連装機銃16基48門
・艦載機 強風4機 零式水上偵察機4機 零式水上観測機4機 零式艦上戦闘機70型(カタパルト対応型)8機
政府は、『蓮華』を海上自衛隊の護衛艦にすることを決めた。
理由としては、大型船舶を使用する海賊の出没が確認され、装甲を有する艦艇が必要となったからだ。
ちなみに、その海賊は襲う船を強制停止させ、強制接舷して積荷だけを持ち去っているので、今のところ人的被害はない。
そして改装の日。
『蓮華』は海上自衛隊 大湊地方総監部近くの大型ドックで改装することになった。
まず、クレーンを使い艦載機を降ろしていく。
下ろした艦載機は、日本各地の博物館に寄贈して展示してもらう予定になっている。
(レシプロ戦闘機好きなどからの強いお願いにより)
次に、対空機銃、両用機関砲、高角砲、副砲を取り外していく。
(もちろん、これらも博物館に展示される。)
そして、『蓮華』からは主砲以外の武装は無くなっていく。
主砲は、元々あった自動装填装置をバージョンアップさせ、ステンレス製にできる所は全てステンレスにした。
艦橋は、側面にAN/SPY-1Dを、上部に、あたご型護衛艦艦橋上部に設置されているレーダー類をすべてを設置。
副砲が設置されていた場所には76mm速射砲を、高角砲が設置されていた場所には54口径127mm単装速射砲を、
右舷第二高角砲台と第三高角砲台の間には、17式艦対艦誘導弾6連装発射筒が設置された。(左舷側にも設置)
対空機銃跡には、CIWSを片舷8基を設置した。
また、第一主砲塔前には、VLS100セル(!?)が、右舷と左舷の第三高角砲台の間にVLS15セル、第三主砲塔の左右にVLS18セルが設置された。
両用機関砲があった場所には、救命ボート等救命用具が床収納された状態で、設置されている。
次にエンジン。
これは、ナトリウム(塩)で動くナトリウム発動機を4機設置することにした。
これにより、二酸化炭素の排出量が大幅に減り、環境にも優しくなった。
また、予備で高出力ガスタービンエンジンが4機搭載されている。
そして、この艦の特徴の一つである飛行甲板の取り付けが始まった。
元々あった飛行甲板は取り外し、垂直離着陸機であるF-35Bや、F-2C(艦載機型)が運用できる強度の甲板に取り替えた。
また、尾部にティルトローター機であるV-22も着艦できる大きさの回転翼機専用飛行甲板が、その前方に固定翼機専用着艦甲板が設置されていて、固定翼機専用着艦甲板の左舷第一着艦スペースがエレベーターになっており、格納庫に繋がっている。(回転翼機もここから出し入れされる)
改装が終了した時の『蓮華』のスペックがこちら↓
AAB-85イージス航空戦艦『蓮華』
全長305m
全幅62m
全高53m
排水量160,900t
速力35kn
主砲装填速度 3式 4発/分 4式 4発/分
武装
・主砲 3式45口径48cm3連装砲改1基3門 4式50口径50.8cm4連装砲改2基8門
・副砲 127mm速射砲計六門 76mm速射砲計三門
・VLS 艦首VLS100セル 艦橋VLS15セル 後方VLS18セル×2
・誘導弾 17式対艦誘導弾6連装発射筒×2 ハープーン対艦ミサイル×50(艦首VLS)12式対艦誘導弾×30(艦首VLS)スタンダード対空ミサイル×18(後方VLS)シースパロー対空ミサイル×18、20(後方VLS、艦首VLS)アスロック対潜ミサイル×10(艦橋VLS)07式垂直発射対潜魚雷投射ロケット×5(艦橋VLS)
・魚雷 Mk 32 三連装短魚雷発射管×6 12式短魚雷計18発
・機銃 CIWS片舷8基計16基
レーダー類
・レーダー AN/SPY-1D(V)4基 AN/SPQ-9B OPS-28E OPS-20B
・ソナー AN/SQS-53C AN/SQR-20 MFTA
電子戦・対抗
・電子戦 NOLQ-2B電波探知妨害装置
・対抗 曳航具4型 対魚雷デコイ Mk.137 6連装デコイ発射機×4基
艦載機
・回転翼機・ティルトローター機 V-22オスプレイ 1機 AH-64Dアパッチ・ロングボウ艦載型 2機 SH-60K4機
・固定翼機 F-35B 20機 F-2C(ステルス艦載型)15機
『蓮華』が見つかってから五ヶ月後(改装早いな)
この日、『蓮華』は就役式を迎えた。
防衛大臣「本艦を『蓮華』と命名する」
防衛大臣がそう言うと、垂れ幕が取れて隠されて艦名板が現れ、同時に拍手が上がる。
2年後
五ヶ月前から始まった『尖閣不法占拠戦闘』。
お隣の赤い国旗の国の軍が、尖閣諸島を占拠した。
実は、尖閣諸島を占拠したのはクーデターを起こした、陸軍の1個大隊と海軍の強襲揚陸艦を含む20隻の艦隊で、赤い国旗の国の政府は話し合いで解決しようとしていた時に勝手に反乱軍が不法占拠したので、ガチギレ。
日本の自衛隊と協力して反乱軍を攻撃した。
が、
反乱軍に、高高度爆撃機がいた。
その爆撃機から、8000t爆弾が投下され、『蓮華』から対空ミサイルが撃ち上げられた時にそれが艦載機エレベーターから艦内に入った。
そして、8000t爆弾が爆発。
『蓮華』は、艦体が真っ二つになって急激に沈んだ。
同時に、『蓮華』を爆撃した高高度爆撃機も『蓮華』からのミサイルにより爆散した。
太平洋のどこかの島
??「、、、、、、、ん?ここはどこだ?」
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