切実でした。思わず目を疑うほど。コロナ禍においての日本の日常の中で、ひりひりするような切迫感がありました。カクヨムを始めて驚いたのはそういった今ここある国の、生身の日常の言葉がたくさん綴られていたこと。その言葉はあまりにもひりひりしていて思わず指先が切れてしまうんじゃないか、と思ったくらい。うまく行かない。明日は絶望しかない。そんな負の思いを淡々とした筆致で描かれていました。