応援コメント

エルネスト・タシトゥルヌ 二十九」への応援コメント

  • ここまで息を飲みながら読ませていただきました。
    パトリツァのどうしようもなさばかりが目立ちますが、よくよく考えたらエリィが夫として彼女をもっと思いやり、早い段階で彼女に悪いことは悪いとはっきり言ってやれれば、ここまでこじれることはなかったですね。
    孤児院での件にしても、恐らくパトリツァは悪いことだとは全く思わずやっていたのでしょうし。
    導いてくれる大人が彼女の周りには誰もいなかった(いたかも知れないが彼女自身が拒絶した)というのも、彼女の不幸でしょう。

    パトリツァの幼さとエリィの冷酷さが生み出した惨劇のドラマ、と言えるかも知れませんね。

    作者からの返信

    いつも感想ありがとうございます((ヾ(≧∇≦)〃))

    仰る通りで、この惨劇はエリィの流されやすさとパトリツァの幼さから生じたディスコミュニケーションによるものですね。

    パトリツァ、本当にどうしようもない女性なんですが、とても憐れなんですよね。
    特に彼女が臓器を失った後の男性陣の反応は自分で書いていてもひどすぎると思いながら書きました。

    孤児院の件、パトリツァは悪い事だと思っていないし、男性陣は「まさかそこまでひどい事はしないだろう」とたかをくくっていたしで、双方の認識にずれがありすぎるんですよね。
    そして実家や夫は「さんざんたしなめたけれども癇癪を起こされたので疲れて何も言わなくなった」のに対し、本人は「自分が強く拒否したら文句を言わなくなった」=「ようやく自分を尊重して自由を認められた」という認識だという。

     どこかできちんと認識の齟齬をすり合わせるか、エリィが投げやりにならずにパトリツァを離縁なり修道院に送るかしていれば避けられたと思います。

  • いやぁ面白くて一気見してしまいました!!
    三者三様の視点でストーリーが紐を紡ぐように出来ていく手法に驚きました!!
    こんなに完成度の高い小説はもっと読まれるべきです!!

    作者からの返信

    感想ありがとうございます<(_ _)>
    視点の切り替えで矛盾が出ないよう、三人それぞれを時系列に沿って執筆してから、視点を切り替えるようにして文の順序を入れ替え、最終的に読みやすくなるよう調整しながら投稿しています((ヾ(≧∇≦)〃))
    完結まであとわずかなので、最後までお楽しみいただけるよう頑張ります。