突然出会った美少女との物語

安城 宇渡

プロローグ 初恋・友達

 「フラれた…」


 俺は、今、初恋の人に振られてしまったのだ。なんだろう。このモヤぁとした感じは。絶望におちいっている。悲しく思う。フラれた人の気持ちってこんな感じなんだな。


 「大丈夫?キミ?」


 突然、俺の前に、一人の美少女が現れた。結構可愛い。


 「ん?キミ、誰?」


「私は、一年二組の桜井結月さくらいゆづきだよ!逆にキミの名前は?」

「俺は、二年四組の佐藤涼介さとうりょうすけだ。早速だが頼みがある。」

「ん?なに?」


「俺の友達になってくれ!!」


 何言ってんだ俺っ!こんなん絶対無理だ!


「お…おう…んまぁ!別にいいけど!友達になろ!」


 結月はすぐ友達になることを承諾しょうだくした。

 え?いいの?


「ありがとう。なんと呼べばいい?」


 女子とはあまり喋らないからな。女子の友達なんていないもんな…泣 女子のことなんて呼んだことない。


「呼び捨てでいいよ。結月って呼んで!んじゃあ私はキミのこと、涼介くんって呼ぶね!いい..かな..?」


 いきなりのくん付けでビックリした。まさかこんな美女に付けされるとはな!

 涼介くん。いい響きだな。


「ああ。もちろんだ。これからよろしくな。結月。」

「よろしく!涼介くん!」


 これから、この二人はどうなっていくのか。結月と涼介の物語が、これから始まる。うご期待。

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