第4話飲み会を壊す係長

僕が入社した時は一介の一職員であった。

コイツは上に噛み付くところを、僕は自分が上になったらどんな気持ちになるのか、楽しみにしていた。

そして、年月が経ちコイツは係長になった。

小心モノだから、直ぐに痔で入院した。

僕は嫌いだが、飲みに誘った。

いよいよ、居酒屋に着き、ビールを飲み始めると、携帯で電話を始めた。

仕事の電話にしては長い、30分以上話している。

マンガの話しをしていた。

僕は飲みに誘った事を深く後悔した。

結局、1時間半電話で終わり、僕とは話さなかった。

代金は僕が払った。

コイツは上になっても、人の心を読まないバカなのだ。それをきっかけに、若者職員は飲みにコイツを誘う事は無くなったのである。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る