第7話 高校三年生になると彼女様に彼氏は拒否されるみたい? (2) 

 でも俺の嬉しい気持ち! 超ハッピーな気分は! これぐらい叫んだくらいでは収まりつかないから。


 俺は沙紀の力が抜けたように垂れ下がっている腕……手を掴んで。


「やったな~、沙紀~! 今年! 高校生活最後の年に神さま、仏さま、女神さまは俺達の仲を祝福してくれてプレゼントをくれたみたいだぞ!」


 と、俺は沙紀の利き腕の柔らかい手を自分の手で掴んで、振りながら。俺の超ハッピーな想いを身体全体で沙紀へと伝えた。


「…………」


 だけど沙紀は俺の言葉に全くと言ってよいほどの無反応で放心状態を相変わらず続けているから。


 俺はもしかして? 沙紀って風邪? 熱でもあるのかな? と。


 まあ、誰でも思いつきそうな……。考えそうなことを閃いてしまうから。


「お~い、沙紀~! 沙紀ちゃん! お前、熱でもあるのか? それとも生〇痛か~?」


 俺は走馬灯でも見ているかのように呆然と佇む、沙紀の柔らかいオデコへと、彼女さまの柔らかい手を離して、今度はオデコへと手を当て──。沙紀に熱がないかを確認……。確かめてみた。


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