第442話 文武両道ならばこれでしょう? (14)
「和也~。うちは~。絵美ちゃんと志乃さん、蘭が作ってくれたお弁当を食べながら~。山中との勝負を応援してあげるからね~。頑張ってよ~。和也~」
三人に続き我が校の美少女十番以内にいつも入っている翔子の奴も、ケラケラと笑いながら。あいつらしいと言うか? 『お前もみなに習い、可愛いキャラ弁を作ってこいよな!』と。俺が悪態をつきたくなる言葉でエールをくれるから。
俺はマジで困ったな、さて、どうしようか? となるのだけれど。
「和也~。私もみんなに負けずにお弁当作るから~。私のことを応援してね~」と。
おい! 沙紀! お前! 何か目的が変わっていないか? お前の言っていることは少しばかり可笑しいぞ! と。
俺が相変わらずツッコミを入れたくなること……。抜けたようなことを満身の笑みを浮かべながら地で告げてくる。我が校の№1美少女沙紀の奴が、俺に対して必死に手を振り、声を大にして、自身へとエールをくれと嘆願をしてくるものだから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます