第117話 Maturity Number マチュリティー・ナンバーとは

 マチュリティー・ナンバーは、直訳すると「成熟の数」。人が成熟する人生後半において、重要な意味を持ってくる数です。

 ここでいう「成熟」は、具体的な年齢を指していません。三十五歳くらいからかかわりだし、四十代で数字の意味を実感できる、あるいは五十歳頃に深く関わる数など諸説あります。

 人によってマチュリティー・ナンバーを実感できる年齢は違ってきます。三十五歳より早い人もいるでしょうし、五十歳を過ぎても、七十代になってもいつまでたっても実感できないと感じる人もいるでしょう。


 いずれにしても、ライフ・パス・ナンバーとディスティニー・ナンバーのふたつの数の意味と役割をしっかりと受け止め、じゅうぶんに理解し、消化したあとでなければ現れるのが難しい。

 まずはこのふたつのナンバーをじゅうぶん理解し、その使命を果たすことに集中しましょう。「じゅうぶんにその使命を理解し、果たしもした」といえるようなら、マチュリティー・ナンバーが人生に見えてくるはずです。


 マチュリティー・ナンバーは人生のギフトともいえる数。役割をじゅうぶん果たした人生の成熟期に、どんなことが待ち受けているのか。最終的になにを実現していくのかが見えてきます。


 マチュリティー・ナンバーの算出方法は「 生年月日と氏名の数の合算」です。

 つまり「ライフ・パス・ナンバー」+「ディスティニー・ナンバー」が「マチュリティー・ナンバー」となります。


 まずライフ・パス・ナンバーから。

 村上春樹氏は1949年1月12日生まれなので、

 1949 1 12

   23+1+3 = 27

    2+7   =  9

 村上春樹氏のライフ・パス・ナンバーは「9」です。


 次に又吉直樹氏のライフ・パス・ナンバーを算出します。

 1980年6月2日生まれなので

 1980 6 2 

   18+6+2 = 26

    2+6   =  8

 又吉直樹氏のライフ・パス・ナンバーは「8」です。



 では次にディスティニー・ナンバーです。

 こちらは「第100話 Destiny Number ディスティニー・ナンバーとは」

 に計算したものがありますので、それを引用してきます。


  村上春樹氏なら、

 MURAKAMI HARUKI

 43912149 819329

⇒   33   +  32  = 65 

⇒    6   +  5   = 11

 で、村上春樹氏のディスティニー・ナンバーは「11」となります。


 又吉直樹氏なら、

 MATAYOSHI NAOKI

 412176189 51629

⇒    39   + 23  =62

⇒     6   + 2   = 8

 で、又吉直樹氏のディスティニー・ナンバーは「8」となります。



 ライフ・パス・ナンバーとディスティニーを見ていると、村上春樹氏はライフ・パス・ナンバー「9」の他者を受け入れる性質と、ディスティニー・ナンバー「11」のスピリチュアルな使命とが、世界的に名前を売った原因かもしれません。


 またどちらも「8」の又吉直樹氏は、調和と利益、権力と権威とお金を意識させます。なんとも言えない「権威」を感じさせて芥川龍之介賞を受賞し、300万部を売り上げた原因となったのでしょうか。


 ではこれを足し算して一桁に還元します。


 村上春樹氏は、ライフ・パス・ナンバー「9」+ディスティニー・ナンバー「11」=20 ⇒ 2+0 = 2

 で、マチュリティー・ナンバーは「2」です。


 又吉直樹氏は、ライフ・パス・ナンバー「8」+ディスティニー・ナンバー「8」=16 ⇒ 1+6 = 7

 で、マチュリティー・ナンバーは「7」です。


 村上春樹氏は「和を重んじて調和を図って」いくようになります。

 社会活動ではなく、個人間のバランスをとろうという、ちょっと小さな人ですね。


 又吉直樹氏は「真実を解き明かし、自分の信念を貫く」ようになります。

 常識を超えて真実へと突き進むパワーがある人になります。


 どちらが優秀かではなく、どちらも人として成熟していくのです。



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