第103話 Destiny Number 3 喜びとアイデアを伝えること

 使命は「生きる喜びを伝えること」

 あふれ出るアイデアを提供し、場を盛り上げて明るくするのが使命です。

 話し合いが停滞して静まり返ったとき、ひと言で空気を変えられます。楽しくワクワクする場違いな発言であっても、今までと違った目線のアイデアを投入することによって、議論は活発になります。

 発する言葉のひとつひとつが、周りの人たちに影響を与えます。行き詰まっている人、ネガティブになっている人に、笑いと喜びをもたらすことで、自分も幸せになれるでしょう。


 当然ながら、自身が伝えたい喜びのメッセージを持っていることが大前提。ひとつも思い当たらない人は、ライフスタイルを根本から見直してみる必要があるかも。未来への明るい展望を持てない生活では、使命にすら気づけない。まずは自分の「生きる楽しみ」を追求するべきだろう。ただし「楽しむ」行為は責任を逃れて楽をすることではありません。


 いつも新しいアイデアにあふれ、頭の中は今後の計画でいっぱい。にもかかわらず、好奇心を刺激されるものに出会うと、即座に計画を変更して早々に次へと移っていきます。移り気だからではなく、瞬時の直感を最優先するからです。


 たいへんでつらいことに直面しても「人生は楽しいこともたくさんある」「それでも生きることは素晴らしい」というメッセージを、己の生き方を通じて、多くの人に伝える役割を持っています。


 大儀な使命かもしれませんが、人生を楽しめていれば、それ自体でじゅうぶんな影響力を持っています。たとえ今はそうでなかったとしても「たくさんの人を元気にするのが使命だ」という気持ちを忘れずに。周囲はあなたの楽しむ姿を見て、夢や希望を見出します。


 人生に明るい展望を抱いていて、根拠などなくても、これからよいことが始まるだろうという期待感にワクワクしています。反対に、暗い面にはあまり目を向けようとはしません。そもそも向ける必要がないと思っています。

 ともすれば現実や自身のネガティブな側面からの逃避にもなりかねません。ですが前向きなことだけを考える姿は、悩む心を楽にしているのもまた事実。


 人生を捧げる天職につけたと思ったとしても、仕事である以上楽しい事ばかりではありません。たいへんなときを乗り越えてこその喜びもあります。持続力や持久力を身につけることも必要になるでしょう。


■適職、天職

 自分が楽しいと感じられるかどうかを軸にして仕事を選ぶとよいでしょう。

 たくさんの人にかかわる仕事や、言葉を介した職業を選ぶと、より広く、多くの人にメッセージを発信できます。持ち味であるユーモアセンスを忘れずに、エンターテインメント性に通じるような職種で才能を発揮することができそうです。


 動きの多い仕事が向いています。また、華やかな業界や機転を必要とされる業種も適職です。人脈づくりが得意なので、大勢の人や有力者を巻き込みながら斬新なアイデアのプロジェクトに取り組むと、才能を世に広めやすいかも。


 優れたユーモア感覚を持ち、弁が立ち、人を惹きつける能力の高い。周囲を元気にさせる使命を持ち、後は思うがまま、明るい世界を創造していきましょう。

 マスコミ関係や、時代の最先端の仕事、デザイナー、企画を立てる仕事も合っています。また、話すことや書くこと、人を説得するセンスも持ち合わせているので、コピーライターや落語家、リポーターなどにも向いています。


 ただし、細かい仕事や持久力を要求される仕事は少々苦手かも。どんな仕事も、ある程度の面倒くささは付きもの。信頼を失わないよう、一度始めたことは最後までやりとおし、煩雑な仕事もこまめに処理していくよう心がけましょう。


〈職種例〉マスコミ関係。司会者。アナウンサー。リポーター。表現力を生かせる仕事。俳優。エンターテイナー。コピーライター。写真家。編集者。作家。時流に乗っている仕事。流行を仕掛ける企画制作。イベンター。ツアーコンダクター。人と接する仕事。ホテルマン。通訳。



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