第76話 Universal Year Number 4
4 「建設」社会的不安で停滞の年
重く沈んだ年になりがちで、停滞気味な年。
前年までに試みてきたことを形にし、、あらゆる結果が出ます。具体的に行動を起こし、世の中へと働きかける段階に至るのです。
力や準備の不足が露呈したり、逆に、実力が認められ、さらに広く利用していくものも出てくるでしょう。法案や経済システムに穴が見つかり、それを補うものが台頭してくるかもしれません。
大切なのは、他人事だと思わず、今立っている場所を見直すことです。社会が滞りなく運営されていく土台を強化するのも、ほかならぬ私たち社会の一員の役割なのだから。
風水害の多い年。台風が大型になりやすく、その被害も大きくなるのが特色。
2011年はタイで大洪水、東日本大震災が発生し大津波で福島第一原子力発電所でメルトダウン発生、菅直人総理が条件付き辞任。
また、前の年の影響をまともに受けます。
前年が不況の年であれば、その年はさらに不況が深刻になり、失業者が増えたり、倒産も増えてくる。
2002年は小泉純一郎総理による初の日朝首脳会談で拉致被害者が帰国。2002年はバリ島で爆弾テロ。2011年は同時多発テロの首謀者と目されたウサマ・ビン・ラディン容疑者を殺害。2020年は藤井聡太七段が最年少タイトルとなる棋聖を勝ち取り、はやぶさ2が小惑星リュウグウから石や砂を採取して地球に帰還。
イメージはもともと暗いのですが、旅やレジャーへの憧れが高まり、とくに海外旅行、海や川、湖へ憧れが強くなってくる年でもあります。
物質的な喜びよりも、精神的な喜びを求めたり、宗教心や占いに対する興味が高まります。
混乱や悩みの年で、新しいものが生まれるようで生まれない、発展するようで障害が多い一年。いままで表面に現れなかったさまざまな障害が外にあらわれ、それに対応するのに骨が折れるでしょう。典型的なのが、明治維新の一年前の1867年の大政奉還です。
2011年は北朝鮮・金正日総書記死去、中国高速鉄道脱線事故で車両生き埋め。2020年は香港に国家安全維持法が施行し、事実上の中国共産党独裁へ。黒人男性ジョージ・フロイド氏が警察官に膝で首を掲載した押さえられて死亡し「ブラック・ライブズ・マター」運動に発展。
1957年は「なべ底不況」と言われました。経済は見かけは上向いているようでも、安保騒動が起こり、なんとなく暗いイメージの年で、景気はなかなか上昇しませんでした。
2011年は歴史的な円高で初の75円台に。2020年はイギリスがEUを離脱、2020年はジョー・バイデン大統領就任、新型コロナウイルス感染症のパンデミックで志村けん氏や岡江久美子氏、ファッションデザイナーの高田賢三氏も新型コロナウイルス感染症で死去。東京オリンピック・パラリンピックの一年延期、安倍晋三氏が闘病により辞任し菅義偉内閣発足。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます