数秘術の世界

第14話 33 ヒーリング力、無条件の愛、浮世離れ

　テーマカラー：レインボー

　「33」の持つ波動があまりに高いため、この数字は一般的な常識では計れず、理解されにくいとされる神聖で特殊なマスター・ナンバーのひとつです。

　「３」がふたつ並んでおり「３」の要素が強まると創造力がより強まって「革命力」につながっていきます。創造には「豊かな感性」も必要です。

　乗算すると寛大な「９」、一桁に還元すると母性愛の「６」であり、「普遍的な愛」の拡大「無条件な愛」を暗示しています。

　それに起因する「許す心」「ピュアな想い」があるからこそ「貢献力」も大いに備わっています。

　「33」は特別な聖なるもの表す数としても有名です。

　たとえばイエス・キリストが33歳でこの世を去ったとされ、フリーメイソンでは「33」が最高位を表すとされています。

　仏教でも聖なる数で「33」にまつわることが多く存在します。「三十三観音」に象徴される観音菩薩が33種類に姿を変えることで、あらゆる人を救ってくれるしいう伝えもあります。ほかにも、三十三間堂、西国三十三所、坂東三十三観音などがあります。

　「33」はマスター・ナンバーの中でも、よりスピリチュアルなイメージが強い数といえるでしょう。

　そのため「33」は、どこか「浮世離れ」している印象にもつながり「風変わり」なイメージを持たれやすい数です。

　ピュアな印象が色濃く出ると、ただの「天然」というイメージにつながってしまうようです。

　「33」は高い「ヒーリング力」を持つ数です。

　「33」がマスター・ナンバーとして数秘術に加わったのは比較的最近だといわれています。その背景には、現代数秘術が生まれた時代(20世紀初頭)から、スピリチュアルなことが一般化してきたことなどが、大きく関係しているとされています。

　「22」までの世界観で伝えられた啓示が、現在では伝えきれなくなってきた、といえるのかもしれません。