第12話 11 ひらめき、癒やし、人助け

 テーマカラー:シルバー


 「11」は「1〜9」のルート・ナンバーとは異なる「マスター・ナンバー」と呼ばれる3つの数のひとつです。

 数秘術は基本的に、数を一桁に還元する考え方です。しかし「11」はマスター・ナンバーと呼ばれ、そのまま使用するのが慣習です。マスター・ナンバーには特別な意味合いがあるため、計算してこの数が現れたら、その場で「11」を確定させてください。


 「11」はスピリチュアルな数です。ルート・ナンバーの先にある数にはもっと広い世界を見るという意味で、スピリチュアルな学びがあるとされています。


 ゾロ目は特別な数とされていて、数が重なることでその数の意味が強まるといわれています。ゾロ目とは2個のサイコロを振って同じ数(目)が出ることで、確率の低いことを表します。そのため特別扱いされており、縁起がよいとか、幸運な組み合わせとかいわれているのです。


 「11」は「1」がふたつ並んでいるので乗算して「1」に、また一桁に還元すると「2」になることから、「1」と「2」の要素がどちらもあるという見方があります。「1」が強まるとひらめき力が、さらに「2」の要素が重なるとスピリチュアル性がより高まり、そこに空想力が出てきます。「11」の「ひらめき」「直感力」「インスピレーション」の強さは、このことからもイメージできるでしょう。


 また、察する力も人一倍優れる数が「11」です。感じ取る力、見つける力も多く持ち合わせていますから、必然的にシンクロニシティー(共時性)も生まれやすくなります。その要素が強まると「メッセンジャー」としての自分の使命も感じ取りやすくなるといえるでしょう。「天啓」を得るのもそのためです。


 ただ「11」はとても敏感な数で、神経質になりがちな印象があります。また、直感や感覚といった「上」とつながる力が強くなるため、「下」が不安定になってしまうイメージもあるのです。イマジネーションが豊かではありますが、地に足が着きづらく空想的になりがちな印象も否定できません。


 「11」はアーティスト性が強いイメージもあります。

 繊細で感受性の強い「2」が増幅されて「真に豊かな感受性」「芸術的センス」が高い数字なのですが、リーダーシップの意味がある「1」が2つ並んでいることから、自分が上に立つということもできます。

 「1」と違うのは、そのリーダーシップが現実的なところでというよりは、感性で人を引っ張っていく「精神的なリーダーシップ」であるということです。

 また、人に対してなにかしてあげるという力も強い。人助けは「9」も持っていますがやや見返りを求めることがあるのに対し、「11」は相手に寄り添って助けていくようなイメージになります。

 「11」には、人を癒やし、助け、導く役割があります。


 ただ「11」は繊細な「2」を増幅したこともあり、少し精神的に弱いナイーブな面があります。他人の言葉に傷ついたり、極端に気にしすぎたり、ネガティブなことを考えると止まらなくなります。また哲学や宗教にハマりやすく、霊感があると勘違いすることもあります。


 この数字を持つ人は、中性的な美しい風貌や品格がある人が多い一方で、セクシュアリティーを表す数字なので、愛し愛されたい願望や、甘えたい願望が人一倍強かったり、ジェラシーも強かったりします。

 本当はとても感情の起伏が激しいのにうちに秘めて外へ出さない人も多いでしょう。



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