第11話 9 完結、寛大、指導者
テーマカラー:パープル
単数で「9」以上はないため「終わり、アンカー、最後、すべて、まとめ」の数です。しかし実際は「完成」に向かう途中、つまり完全の一歩手前です。完全ではないからこそ芽生えるのが「思いやり」といえます。どの数も完璧ではないと知っており、「9」自身さえも完全ではない。だからこそ「サポート」のたいせつさがわかる数であり「奉仕力」があるともいえるのでしょう。
とはいえ、なんでも受け入れていると収拾がつかなくなることもあります。
器の大きな数ではありますが、大雑把さから「ルーズ」さにつながる数です。
詳細を問われると答えに窮して、現実から「逃避」するイメージがあります。
「9」は、あの世とこの世を含めた宇宙全体の「完結」を表す数字です。同時に始まりでもあり、次の数へとつなぐ数でもあります。
宇宙全体の循環を表し「知恵」「隠された真理」「神秘能力」「宇宙意識」などを暗示しています。
人生の重要なサイクルを表す「9周期」を暗示します。
「1〜8」までのすべての数を「受け入れて」内在する「完結・完了・調和・まとめ」の数で「共感力」に長けています。
また「寛大」なエネルギーがあります。寛大さは「許し」「癒やし」につながり、それが「9」の世界観を象徴しています。人への「理解」や「許容度」が高く、「思いやり」のエネルギーに満ちています。
たとえ突拍子なくトンデモ意見でも、いきなり否定しません。「柔軟」に理解しようとする姿勢を持ち、共感できるところを探そうとします。
あらゆるものを統合し、リセットする力を持つ「偉大なる賢者」の数として扱います。
これまで培ってきたたくさんの知恵、経験を使って全体をまとめ、世の中に「奉仕」「貢献」していくという献身的な働きを持つ数字です。
「9」は、人助けの数字です。
聖母であり、慈悲や慈愛にあふれるイメージです。
数秘術において「9」はいくつ集まっても「9」のままです。
2つは「9+9=18 ⇒ 1+8=9」、3つは「9+9+9=27 ⇒ 2+7=9」、4つは「9+9+9+9=36 ⇒ 3+6=9」……。
また数秘術では「自分が消える」数でもあります。
「1+9=10 ⇒ 1+0=1」「2+9=11 ⇒ 1+1=2」「3+9=12 ⇒ 1+2=3」……。
このように「9」はほかの数字と重なることで自分を隠します。
このことから「人を助ける」「サポートする」「無私無欲」「人道主義」という役割が生まれます。その一方で、人や環境に影響を受けやすい数でもあります。
ただし「9」が1つ2つある場合だと人のために献身的に動く人が多いのですが、3つ4つある場合は「人のため」という意味が薄まって「自分への見返り」を求めがちです。
そのため独善的であったり「私がやってあげている」感が強く出たりすることもあります。
一見人に寄り添う数ですが、「9」が集まると逆に「自分」が強く出てきます。
政治家や社長に「9」が多いのは、そのような「9」の性質も関係しているのかもしれません。
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