読みやすい『漢字の割合』は?



 はじめに――


『物語を書く』のと『レポートを書く』のとでは大きく違います

つまり、作者の《知識》を見せつける場所ではありません

⇨読者が読みやすい文章で、物語を魅せつけてやりましょう!



◇読みやすい漢字の割合は?――


 漢字:ひらがな ⇨ 3:7 と言われています

それを踏まえて、例文を読んでみましょう(*'▽')



例)文章を書くのは憂鬱で面倒な事だと思いませんか?

 ⇨文章を書くのは、憂鬱でめんどうなことだと思いませんか?


 どちらの方が、読みやすかったですか?


「柿〇種」論争と同じく、時代や世代によって受け取り方は変わっていきますが、

「万人受け」の小説を目指すのであれば、ぜひ、この『技』を習得してください♪



◇「漢字の足し引き」―ご参考までに―


 1.こと(事),とき(時),ところ(所),ため(為),ほう(方),もの(物),わけ(訳)

 2.ある(在る),できる(出来る),なる(成る)

 3.あまり(余り),あらかじめ(予め),いかに(如何に),いずれ(何れ),

   すべて(全て),ぜひ(是非),なぜ(何故),まず(先ず),まったく(全く)

 4.および(及び),かつ(且つ),したがって(従って),それには(其れには),

   ちなみに(因みに),もしくは(若しくは),ゆえに(故に),よって(因って)

 5.ごとく(如く),ような(様な)

 6.くらい(位),など(等),ほど(程)



――漢字つながりで――交ぜ書きは御法度!について☟



◇【交ぜ書き】とは?



 愛きょう⇦愛嬌

 隠ぺい ⇦隠蔽

 うっ憤 ⇦鬱憤

 円すい ⇦円錐



つまり、熟語なのに が漢字で、もうが 平仮名になっている書き方です


――何故、があるのか というと、

難読漢字「常用漢字表」に入っていない漢字は、

基本的にメディア等では使用されないようになっているからです


(ちなみに、例文の熟語は 平成22年11月30日に 改定されています)



※メディア関連

「子ども」は「子供」で統一する事となりました ⇦ 文科省「差別表現でない」と公文書で使用




――ターゲット層に合わせた 『漢字の割合』で書くってたいへんだろ?―― 兄


――お兄ちゃん!

  それを 諸行無常しょぎょうむじょう っていうんだって!―― 妹



――なんか、違わなくない?(;´・ω・)―― 兄




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『カクヨム』について、考察してみた

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