セリフ 101~200
101.醜くて,美しい
「必死に足掻いて,もがき苦しみ,生に執着する。残酷な世界の中で生きていく。そう,貴方はそれでいいのです。その姿は醜く,そしてとても美しいのだから。」
102.領分
「下がれ!ここはお前のようなガキが来ていい場所じゃない!ここから先は大人の領分だ。お前には,まだ早い。」
103.予告映像
「『あの日の約束,ちゃんと守るから。』
突如現れた幻影と消えた1万の住民。鍵を握るのは15年前の約束か。止まったままの時間を超えて,奪われたものを取り戻せ!映画『last scene』この夏公開。」
104.報復
「去り際,貴方は私に『幸せになれ』って言った。私は今日,彼らへの報復を胸に誓った。でもそれはきっとあなたが望んだ幸せじゃない。だからお願い,こんな私を許さないでいて。」
105.忘却の彼方で
「自分の力で思い出せよ。勝手にいなくなったかと思ったら,突然俺の前に現れて。俺があの時どんだけ……ッ!……すみません。熱くなりすぎました。でも俺は今でも,あなたが好きですよ。」
106.茨の道
「あなたがこの道を選ぶのなら,それは決して楽なものじゃない。それでも進むと言うのなら,よく見ておきなさい。本当の強さってものを,教えてあげる。」
107.争い
「もう,傷つけ合うのはやめて。こんなの,誰も望んでない。それに,愛する人を失う悲しみを,私は誰よりも知っているから。」
108.信頼
「君がどれほどの年月を生き,どれだけの経験をしてきたとしても,ここでは1人の女の子だ。だから僕を,仲間を頼ることを覚えて欲しい。」
109.七夕の願い
「もう,何度目の夏か分からないけど,私の願いはいつも変わらない。失われた時を超えて,あなたが1番大切な人を思い出せますように。」
110.褒美
「んあ〜,疲れたぁ〜!俺こんなに頑張ったんだから,ご褒美のひとつやふたつあっても文句言われないよなぁ?……ってわけで,ご褒美ちょーだい?」
111.無敗
「有り得ない!この私が,負けるだと!?何故だ!何故お前が,お前如きが私に勝てる!?」
112.出会い
「そんな顔をしないで。あなたの所為じゃありません。これを受け入れると決めたのは私です。あなたはただ,そこにいればいい。そうでなければ,私たちは出会えなかったのだから。」
113.一線
「許されない行為だということは分かっていた。それでも,貴方を苦しめる記憶を全て上書きできるならそれでいい。立場なんて関係ない。今だけは,この想いに素直でいたい。」
114.子供
「子供の頃は信じてた。憧れは永遠に輝いているのだと。でも,美しいままでは終われないのだと知った。もうあの頃には戻れないのか。」
115.温もり
「人の温もりを知ってしまったから。帰る場所を見つけたから。もう手放せない。これからは守るために生きていく。それが,せめてもの恩返し。」
116.隠された過去
「あなたの過去を詮索するつもりはありませんでした。知られたくないことの一つや二つ,誰にでもあるから。でも,あなたの命に関わるなら別です。話してください。もう,あなただけの問題ではありません。」
117.擬似家族
「歪で不器用な家族という繋がりだったけど,その中に私は,確かに愛を感じたから。だから決めたの。彼の最期は他でもない私が看取る。この手で,彼が悪に邁進し続けるのを止めるわ。」
118.取引
「『無料(タダ)より高いものは無い。』懸命な選択です。そんな君を信用して,一つ有益な情報を与えましょう。お代は……そうですね,君にとって1番大切なものを頂きましょう。そう,例えば〇〇。」
119.裏社会
「貴方が,数々の非道な行いの裏で,それでも確かに私に向けてくれていた愛情。切なくて痛いほどの愛情に,あの頃の私は気づくことができなかった。」
120.分岐点
「ちょっと待ってよ!どんなに無謀だとしても,まだ道が残されてるなら,私はそれに賭けたいの!まだ諦めてなんかいない!あの時のことも,あんたの事も!」
121.母親
「私はただ,私ができなかったことをあの子にしてあげたいだけよ。あの子が何に笑い何に悲しむのか,初めて話す言葉は何なのか,そんなことに一喜一憂する日々を過ごしたいだけなの。それが1番幸せだってこと,私は知ってるから。」
122.逆鱗
「テメェ誰のモンに手ェ出したのか分かってんのか?もちろん,それなりのケジメはつける覚悟なんだろうな?」
123.手遅れ
「命の取引で得た愛情は,同じものでしか得られない。だから貴方は殺しを続けた。もっと早く出会いたかった。そうすれば,貴方を救えたかもしれないのに。」
124.刑事
「ハァイ,どうも警察でーす。銃を下ろして降参しなさい。従わないなら実力行使に出るけど,まだ死にたくないでしょ?だったら言うこと聞きなさい。」
125.仕留める
「大丈夫。敵の手口は掴んだし,対策もしてある。今度こそ,仕留めて見せる。……それが私と,あの子の正義だから。」
126.緊張?
「(深呼吸)なんか,心臓で口から緊張が飛び出そうです……。あ,いや,ちがっ,逆!逆です!緊張で口から心臓が飛び出そうって言いたかったんです!」
127.見返り
「彼が求めていたのは,沢山の賞賛や名誉ではありません。どうして,『ありがとう』って言ってあげなかったんですか!その一言のために,彼は身を削って貴女に尽くした!その結果,命を落としたんですよ!」
128.死刑囚
「泣かないで。私はもう十分だよ。ずっと1人で寂しかった。だけど今は,こんなにも私を思ってくれる人がいる。私にとってはそれが何より嬉しかった。先にいって待ってるから,のんびりおいで。急ぐと危ないからね。」
129.ミチシルベ
「同情だなんて,そんな風に言われたくはないわ。ただ,あの人が昔の私に似ていたから。同じ思いはして欲しくないから,傍に居たいって,支えてあげたいって思っただけよ。」
130.決意の瞬間
「勘違いしないで。私は別にあんたに従ってるわけじゃない。だけど今ここであんたのやり方を否定したら,そのために戦った彼らに顔向けできない。だからあんたを裁く力を得るまで,戦い続ける。」
131.怪我
「あーあ,また怒られちゃうなぁ。私ったら昔から無茶して怪我ばっかりでさ。よく怒られてたんだよね。まぁ言ってる本人が馬鹿みたいに傷作ってても説得力無かったけどね。」
132.マリオネット
「ハッ,やってられっかよ。ここまでやってきた挙句がこの仕打ちかよ。結局俺らはテメーらの掌の上で踊らされてただけってことじゃねーか。」
133.再会を望む
「私の持ってるもの,何と引き換えてもいい!いや,全部あげる!だからもう一度あの人に会わせて!そのためなら私は,何を失ってもかまわないから……!」
134.話し相手
「うんうん,私もその気持ちよーく分かるわ〜。私もそうだったもの。ふふふ,あなたいい子ね。あら,もうこんな時間。またいつでもいらっしゃい。お姉さんが話し相手になってあげるわよ?」
135.IQ2
「もう無理。さすがに疲れた。何故三徹で夜勤なんかせにゃならんのだ。今すぐ死ぬほどIQの低いギャグ寄り二次創作を片っ端から読み漁りたい。おい,そこのお前,なんか布教しろ。」
136.電話
「もしもし?あ,いや,別に特別な用はないんだけど,あんたの声が聞きたくてさ。それと,愛してる。じゃあ,バイバイ。……もう最後になるかもしれないんだ。声聞くくらいは神様も許してくれるよね。」
137.故郷
「嬉しいことも楽しいことも,嫌なことも苦しいことも沢山あったけど,どれも忘れちゃいけない。特別な何かがある訳じゃ無いけど,ここが私の帰る場所。大好きな,故郷。」
138.菊の花
「知ってるかい?菊の花は暗闇がなければ咲くことは愚か,蕾をつけることすらできないんだ。でも残念だよ。君は光のある世界しか見ようとしない。だから君は一生,花を咲かせられない。」
139.君主
「この僕に楯突くとは,随分無謀なことをするものだね。いいだろう,相手になってあげるよ。その代わり,負けたら絶対服従を誓うんだ。さぁ,どうする?逃げるなら今のうちだよ。」
140.王妃と伯爵
「どんなに願っても,叶わないことがある。貴方とずっと生きていきたいなんて,願ってはいけないのね。でも,貴方を愛したことに後悔はないわ。さようなら,私の愛しい人。」
141.伝統
「クリスマスもハロウィンもバレンタインもみんな薄れていっちゃった。特別な意味なんかじゃなくて,ただ同じ時間を共有して馬鹿騒ぎするだけの事なんだし,興味なんてなかったんだけど,無くなると寂しくなるもんだね。」
142.認めてくれた人
「ほんとに小さなことで,当たり前のことって笑われるかもしれない。だけど,認めてくれた人がいた。あなたがいたから,今の私がいるの。だから言わせて,ありがとうって。」
143.視線
「見つめられたその瞳から,逃れることが出来なかった。怖いくらい真剣で,逸らそうとすれば痛みを感じるほど強く,だけど今にも壊れそうな脆さを孕んでいて……。私はそのまま,貴方の手をとった。『ねぇ,今度こそ一緒に生きてくれる?』」
144.場内アナウンス
「本日は,当劇団の20周年記念公演へのご来場,誠にありがとうございます。座長の〇〇です。本公演は演出の都合上,上演が始まりましたら,劇場内は完全に消灯いたします。非常の際には点灯しますので,ご安心ください。また携帯電話の電源はお切りいただくか,マナーモードにして頂きますようお願いいたします。それではもう間もなく開演です。皆様,心ゆくまでお楽しみください。」
145.惜別
「仲間との別れって,本当に寂しいものだよね。だけど僕は,夢を追う仲間に向かって『いってらしゃい』って言える人でありたい。もっと言うなら『いつでも帰っておいで』って,背中を押してあげられる,そんな人になりたいんだ。」
146.立ち止まる
「本当は,この先へ進めばいいんだってわかってる。それが成功への近道だ。だけど,今はもう少しだけ,このままでいたい。変わらない日常を,当たり前の幸せを噛み締めるくらいは,神も許してくれるだろう。」
147.答え
「何が善で何が悪だとか,人間らしい感情とか,そんなの分からない。普通って何?一般論が正しいの?答えのない疑問を持ち続ける日々。だけどひとつだけ分かったことがある。私は,あなたが好き。」
148.秘匿事項
「馬鹿を言うな,偽善者共が。貴様らの都合で俺たちはこの任務を秘匿してきた。それなのに俺らが用済みになった途端公開して,国民には同情させるつもりか?そんなもの,国のための作戦じゃない。ただお前たちが正義を気取りたいだけだ。」
149.メシア
「私じゃダメなんだ……!私じゃ,あの人を救えないよ!!……独り全ての罪を背負うなんて,そんなの間違ってる。私たちはね,共に罪を背負えるなら,どんな罰も受けるつもりだったの。だけど心優しいあの人は,私たちを巻き込もうとはしなかった。お願い,どうかあの人を救って!もう,あなたにしか救えないの!」
150.ステージ
「舞台から見る客席は,もう見慣れた景色で,今更何かが変わるわけじゃない。時に怖くて,時に嬉しくて。でもどうしてかな。何度見ても,また見たいって思うの。多分私は,あの景色の虜になっているんだ。」
151.教会にて
「何故,あの人が殺されなくてはならなかったのですか…?あの人は,何か悪いことをしたのでしょうか…?あぁ神様,何故貴方はこんな時でも,微笑んでいらっしゃるのですか…?」
152.王
「お分かりだろうか。今ここでは私が王であり,私こそがルールだ。君に拒否権は無い。さぁ,選べ!この先の人生を全て私に捧げるか,今この場でその命を捧げるか!」
153.誇り
「ずっと昔から,こんな力を持って生まれた自分が嫌いでたまらなかった。傷つけることしかできない力なんていらなかった。だけど,誰かを守るために使えるのなら!私は初めて,この力を誇りに思える!」
154.主として
「私,守られるだけの主になるつもりはないわ。貴方が私の命を守ってくれるなら,私が貴方の心を守る。誰かを犠牲に,私だけ助かるなんて御免だわ。だから,私を頼りなさい。私は,貴方の支えになれる,そんな主でありたいの。」
155.私の価値
「ありがとね,私のために怒ってくれて。あのとき,すごく嬉しかった。こんな私でも,大切に想ってくれる人がいるんだって,初めて知ったの。でもね,私あんな侮辱に負けるほどヤワじゃないから。ああいう人たちには言わせておけばいいの。私の価値を知ってるのは,あなただけでいいじゃない?」
156.臆病者
「彼に見放されたあの日から,僕は変わった。人間関係。そんな,少し刺激すれば簡単に壊れてしまうものに時間をかけるなんて,非効率だと思った。だから,知識を身につけた。模倣されることはあっても,誰にも奪われない,僕だけのものになるから。力を身につけた。知識を守るために,必要だったから。本当は,二度と傷つきたくなくて張った,臆病者の精一杯の虚勢だったのかもしれない。それでも良かった。僕はそうやって生きていく。それだけが僕を僕たらしめる,たった一つの道だから。」
157.才能の使い道
「そう,ボク天才なんだよね。ボクには才能がある。誰が見ても明らかだよ。でもボクはその道には進まない。だって,分からないから面白いんだよ?全部がわかってしまうなら,何の面白味もないとボクは思うんだ。でもこんなこと言ったらみんな性格悪いとか言うんだろ?まぁ,ボクの才能を理解できない奴には言わせておけばいいんだよ。」
158.敗北の先
「ちょっと,そんなに泣かないでよ。…悔しいのは分かるけどさ。でもアタシは十分すぎるくらいだと思うよ?アンタは,アンタたちはやれることを全部やったじゃない。アンタにはまだこの先がある。今日の敗北はそのためのプロセスでしょ?大丈夫,アタシは必ずそばにいるから,怖がらないで進みなさい。みんなアンタを待ってるわ。」
159.傷跡
「あなたの声が響く度に,胸が苦しくて仕方がないの。あなたを拒み続けた私が間違っているの?全てを受け入れて,その手を取れば楽になれるの?考える度に,頬の傷が疼く。身体の痣が痛む。助けて。許して。お願い,もう痛くしないで!」
160.死の世界の王
「何故生に執着するのだろうか。私にはそれが理解できなかった。死を選び,私の元で暮らせば自由になれると言うのに。だが,今私は理解した。命の温もりが,人の心を動かすのだと。喪って初めて,その温もりが常にそばにあったことに気付くのだと。さぁ,今こそ旅立つのだ,人の世界へ。」
161.ベルセルク
「目を覚まして!ここであなたが戦う理由はどこにもないの!まだ私を想ってくれているのなら,私を守るためだけに戦って!誰も傷つけないって,そう誓ったのはあなたでしょ!私はここにいるよ!お願い,戻ってきて!」
162.終焉に望む
「この道は約束された死へと繋がっている。これは僕が背負うべき業だ。死ぬために生き,生きた証に死ぬ。僕の魂は確実に終焉へと向かっている。それでも,それでも僕は……!」
163.聖夜のブラックボックス
「メリークリスマス!!閉じ込められた罪人の皆様!今夜は特別な夜,最高のプレゼントをご用意いたしましたわ!ここにある二つの箱のうち一つには小さな爆弾が,もう一つには大きな爆弾が入っております!大きさと威力,うまくいけばここから出られるかもしれませんのよ?ただし,開けられるのは全員で一つだけ。自分だけ助かるか,全員で脱出するか,はたまた誰かを生贄に捧げるか,それを決めるのも皆様次第!さぁ,楽しんでくださいませ!」
164.待ち人
「雪が深々と降っている。毎年この日になると街へ出かけるの。大好きなあの人と一緒に,素敵な景色を眺めて,おいしいディナーを食べて,プレゼントを贈り合う。神の御心だとか興味はないけれど,私にとっては特別な日。だから今年もまたあの人と一緒に……嘘よ。三年前,あの人は突然消えてしまった。どこに行ったのかなんて知らない。生きているのか,死んでいるのかさえ知らない。それでも私は今日もまた,雪の街へ出る。愛する,あの人を探して。」
165.好敵手
「さぁ,暴れろよ!全部受け止めてやるからさ!俺はあんたが嫌いだ。俺はどんなに努力したって,持って生まれた才能には勝てなかった。あんたは俺の欲しいもの全部を持っていくんだ。でもな,いいライバルに恵まれたと思う。だから,殺る覚悟と殺られる覚悟で来いよ!俺がどんなに願っても手に入らなかったその才能でさァ!」
166.1人佇む教室
「ねぇ,先生。貴方は今,何処にいるのですか?早く,貴方に会いたいです。私は今も時々,この教室に1人訪れます。まだ貴方の匂いが残っている気がするんです。貴方が去ってから今年で10年です。私は,貴方が誇れる生徒になれたでしょうか?」
167.暴徒
「この国は,あんたが愛した守るべきものじゃなかったのかよ!?その為なら命も惜しくないって,そう言ったのはあんただろ!!そのあんたが,この国を傷付けてどうするんだ!?目を覚ませ!これ以上あいつを悲しませてどうするんだ!!」
168.緊急通信
「各区域に告ぐ,緊急連絡。南部街道より敵襲あり。その数200との報告。これより確認に向かう。総員,コマンドAを遂行せよ。厳戒態勢をしきつつ,次の指示を待て。」
169.悲恋
「好きですよ,先輩。すみません,叶わないことは分かってるんです。私と貴方は住む世界が違う。汚れきった私では貴方に届かない。届いてはいけない。だけど心配しないでください。貴方だけは生きて帰します。この命にかえても,貴方だけは守ってみせる。」
170.剣士
「剣を交えてよく分かった。お前は確かに強い。あれほどの魔物相手に臆することなく戦える度胸もある。だが,お前の度胸は自棄を孕んでいる。自分の命を捨て駒に使えるからこそ生まれる強さだ。俺は違う。俺は,生きて大切な人を守る。そのために強くなろうと決めた。俺は,お前みたいに死んだような生き方はしたくない!」
171.美化
「思い出は美化されて,やがてただの物語になる。汚れていたはずのものが,綺麗になっていて,いつの間にか苦しみを忘れていく。でも,そんなのはつまらない。だから,その前に全て飲み干すの。溶けて,消えて,無くなって。記憶からも全部,美しく消し去ってあげる。」
172.嫌われ者
「嫌われることには慣れていた。慣れていたのに。貴方が与えてくれた愛が,優しさが,私を壊したの。愛されてはいけなかった。嫌われ者は一生,嫌われ者じゃなきゃいけなかった。ねぇ,何故私を愛したの!何故私を置いていったの!全部全部,貴方のせいなのよ!!」
173.敵対
「ギャーギャーうるっせぇな。誰に向かって口きいてると思ってんだ。いいか,相手をよく見てものを言えよ?テメェらの前にいるのはテメェらもよーく知ってる有名人だ。『亡霊』そう言や分かるか?歯向かったってことは,殺られる覚悟があるってことでいいんだよなァ?」
174.投資
「勘違いしないでくれるかしら?あなたを助けたのはサービスじゃない。今後,あなたとあなたのお仲間さんたちと協力していくための投資よ。だからもちろん,私からの投資に見合った働きは見せてくれるわよね?」
175.オタク語録
「いや,あのね,別に待って欲しい訳じゃないんですよ。ただ,自分の気持ちが供給に追いついてなくて追いつくまでの時間が足りないから『待って』って出るんですよ。『無理』も同じで心理的には全然無理じゃないし『もっとやれ』状態なんだけど,あれ正確には『現在の私のキャパシティでは全てを把握することが無理』ってことなんですよね。」
176.エゴ
「『自分より他人のことを考える』か。私はそんな崇高な人間じゃないよ。みんなにそう見えてる行動は,自分のためなんだ。その誰かを守りたいのは,自分が失いたくないから。ホントは自分のエゴなのかもしれない。でも私は,私のエゴを通すって決めたから。」
177.戦友
「この1年,誰よりアイツと戦ってきたからはっきり分かる。今のアイツが1番良い戦い方をしてる。大事な仲間と初めて喧嘩して,仲直りの仕方も知らないで,これまでの全てをぶつけてるからかしら。お互いに生き生きして見えるわ。……アイツの強さを1番引き出せるのがアタシじゃないってのは,ちょっと悔しいけどね。」
178.命令
「いーい?ご主人様からの最初の命令!『自分の命を大切にすること』これ絶対に守ってね。自己犠牲の上に成り立つ強さを私は認めないから。自分の命を捨てることで,私を守ろうなんて考えないで。常に全員が生き残ることを最優先に考えなさい。破ったら5時間の正座お説教コースです。」
179.神様の存在証明
「神様は,どこにもいなくていい。私が信じてるから。信じる心こそが,神様の存在証明。赦されなくていい,認められなくてもいい。ただ信じることで,私は前に進める。私の神様は存在する。それは,私だけが,知っていればいい。あなたには,関係ない。」
180.素直になれない人
「俺を求めろ!俺が欲しいと言え!その何一つ素直に言えない口で,俺が必要だと懇願しろ!……そうすれば俺は,1人の男として,あんただけのモンになってやる。俺はな,あんたに心底惚れてんだよ。」
181.姫の決意
「私が捕まらなければ,それだけで多くの民が幸せになれるのは分かる。だけど私が逃げて,目の前の大切な人を傷つけるのなら,私はもう逃げない。私の国の民も,目の前の愛する人も救える道を探してみせる!どこまでも,あなたと生き続けるわ!」
182.戦場の美学
「殴り殴られ蹴り蹴られ……。こんな僕を,君は無様だと思うかい?笑いたければ笑うといい。でもね,たとえ泥にまみれ血を吐き膝をつこうとも,仲間のためなら立ち上がれる。僕は今,最高に美しい。」
183.お楽しみ
「いいねぇ,楽しくなってきた。俺は元々暴れんのが好きなんだよ。けどか弱い女の子がいたから大人しくしてたんだわ。今彼女はいない。どういう意味か分かるよな?どっからでもかかってこい。全員まとめて消し飛ばしてやるよ。」
184.求愛
「嬉しいねぇ。ずっと隠してたのは気に食わねぇが,まさか俺とやり合える奴がいるなんてな。しかも美人ときたもんだ。綺麗な顔して,やることは血腥いじゃねぇか。お前,俺と組めよ。当代随一の武人で次期皇帝,おまけに顔も良い。どうだ,優良物件だろ?」
185.ふたりを分かつ
「この先も誰かを愛したいと願うのなら,愛せる時に想いを伝えておきなさい。人はいつ離れ離れになるか分からないし,いつまでも一緒にはいられないかもしれない。他人事だと思わないで。これは,この国の歴史を見てきた者からのアドバイスよ。」
186.生きる
「涙の跡を隠した暁がある。闇の訪れに恐怖した黄昏時がある。本気で,死にたいと願った月夜がある。だけど私は何も知らない。この世界のことを,自分のことさえも。だから私は生きる!何も知らないまま,愚かな死を迎える前に,私にはやるべきことがある!」
187.剣を取る
「怖いの,本当は怖いのよ。私の父も母も,剣で殺されたわ。そんなものを手にするなんて,昔は考えもしなかった。でもあなたが私を守って死ぬのはもっと怖い。だから,たとえどれだけの血を浴びたとしても,私は剣を取りたいと願うの!」
188.音声ファイル
「アイツの,あんな奴の声なんて,もう二度と聞きたくない。大事なものを奪った奴の声なんて!……そう,頭では分かってるのに消せない。手元に残ったファイルだけが,どうしてもまだ消せない。開かないくせに,消せない。本当に忌々しいと思うよ。」
189.未来永劫
「『巻き込む前に離れる』?ふざけんじゃねェ!何回言えば分かんだよ!お前の重荷も全部,俺が一緒に背負ってやるつってんだろ!そう誓ったあの日から,お前は未来永劫,俺のモンなんだよッ…!」
190.一族の誇り
「私は誇り高き森の一族!決定的な証拠も無しに我が族長を,兄上を疑うことなど有り得ません!それでもまだ謀反だと仰るのなら,その剣を抜きなさい。私がお相手いたしますわ!」
191.兄弟子
「ったく,また師匠に負けたからって泣いてんじゃねーよ。あのジジイは殺しても死なねぇんだから仕方ねぇだろ?お前には厳しいけど,それだけ期待されてるってことじゃねぇか。ま,悔しかったら俺とジジイの試合見てな。スカッと1発決めてきてやるよ。」
192.傷跡
「おや,そんな顔をしてどうしました?あぁ,この傷跡ですか。心配されるようなことは何もありませんよ。それにこの程度,私の力であればすぐに消せます。何故消さないのかって?……これは私の享楽。彼女が初めて私を求めてくださった証ですから。」
193.医療係
「あのね,仲間を守ろうとしてくれたことはすごくよく分かる。俺はあんたたちがいつもそうやって戦ってるの知ってるから,それを咎めようと思ってるわけじゃないんだよ?でも何で毎回こんな怪我だらけなのさ!?馬鹿なの阿呆なの間抜けなの!?それとも何?みんなして俺に手当してもらいたいとかいう変態なの!?」
194.ピリオド
「許すな。人の命を弄ぶ愚者の蛮行を。戦え。この戦を終わらせる為に。潰せ。憎しみあう古の根源を。今,この醜い争いに終止符を打て!」
195.敵対国
「巫山戯るな!何故こんな理不尽に屈し,殺されなければならない!こいつらは貴様らに刃を向けていないじゃないか!無抵抗でも他国の民と見れば誰でも殺す。それが貴国のやり方なのか!だとしたら,私は決して屈しない!貴様らにくれてやる命など,これっぽっちも持ち合わせてはいない!」
196.膝枕
「ああ,もうっ!仕方ないわね!今だけ特別に私が膝枕してあげるわ!最近野宿ばっかりだったんだから,柔らかい枕は嬉しいでしょ?しかもこんな美女の膝枕なんて普通タダじゃないのよ?まだ長旅になるんだから,とにかく休んで,風邪くらいさっさと治しなさいよね!」
197.鎮魂歌
「次の曲は,今日初披露の曲です。ですがその前に少しだけお話させてください。3年前の今日,私の恩人がこの世を去りました。本当の兄のように慕っていた人でした。当時は何にその悲しみをぶつければ良いかも分からず,でも暗い気持ちではなく,感謝を胸に生きたいと思い,この曲を書きました。天まで届くように歌います。それでは聴いてください,秋風ノ鎮魂歌(レクイエム)。」
198.裏の顔
「行って。私は大丈夫だから。あなたが生きてる限り,私の幸せは続くわ。…………さて,これで何も気にせず戦えるな。あの子に手を出した時点でお前に未来はない。この私を敵に回したこと,精々後悔するがいい。」
199.素晴らしい行動
「せや,最近のあんさんの行動がえろう素晴らしいなァて話をしようや。無駄にド派手でよう目立つくせに,全く反省してへんゆうのがほんに素晴らしいっちゅう話や。ウチが『目立つな』言うたのに,それ以上のことすんのがほんまに最高やわ。……ウチの言いたいこと分かってるよなァ?」
200.枯れ果てた涙
「初めて聞いた声だった。いつも冷静で強く,感情を表に出すことなど滅多にない彼女が,震えていた。だが,赤く染った両の目から雫が落ちることはなかった。もう既に枯れてしまったのだろうか。僕が彼女の涙を見ることは,それからも二度となかった。」
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