第2話

 「僕も発見したよ」

カイトと呼ばれな男の子も手にノートを持ってメグに近づきました。

「カイト、これ開けてみようよ」

メグは、目を輝かせて言いました。

「でも、表にか➖➖、て書いてあるよ。見てもいいのかな。」

カイトは不安そうに、手に持ったノートに目を落としながら言いました。

「あのね、カイト。そんな細かいこと気にしてたらハゲるんだよ」

メグは優しく諭します。

「えっ、ハゲるの!」

カイトはびっくり。ああカイト、そんなことではハゲないのに。大好きなお姉ちゃんに言うことだから信じてしまいます。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る