好きな人は幽霊でした。

尊(みこと)

第1話

とある日私は恋をした。


とってもかっこいい男の子に、その子はいつも私のそばにいた。


でも、私は話しかける勇気などなかった。陰キャが理由で私はその子をすきなのにさけていた。


周りの子も話しかけていなかったから、話しかけられなかった。

すると、とある日

「あー俺のこと見えるやついねーかなー」

と、その子は言った。

私は

「え、どうゆうこと」

と、反射的に言ってしまった。するとその子は

「え?俺のこと見えるの?」

と、言った。私は

「え?普通見えるでしょ」

と、言った。するとその子は

「え?俺、幽霊だよ?」

と、言った。私は

「そんなわけないでしょだって見えてるんだもん」

と、いうとその子は

「いや、お前に霊感があるんだよ」

と、言い霊感がある人の特徴を並べていった。すると、驚くほど私に当てはまっている。


「え、じゃあこの辺に幽霊いる?」

と、聞いてみた。すると、

「いや、いない。幽霊は、この世界に心残りがあって成仏できなかった人たちなんだもん」

と、いう。


「え?なにかあったの?なんで成仏できなかったの?」

私は聞いた。

「だって好きな人がいたから、守れなかったから」

と、その子は言う。そこで私の恋は、その子の好きな人に負けていると思ってしまった。でも、その子の好きな人が気になって仕方がない。私は思い切って聞いてみることにした。


「誰が好きだったの?」

そういうと

「可愛い子で同じ学校で、学校のマドンナだった。俺はなんども、告白した。したらその娘は「そんなに私のことが好きなの?それじゃあさ、私のこと守ってよ」って言った。だから俺は、わかったじゃあ守るよ。って言って、そこからその子を守り続けた。なのに…俺はそいつを殺した」

「え?なにしてんの?! 守るって決めたんでしょ!」

私はあまりのことにパッと心の声が口に出た。


「いや、本当は守りきれなかった、が、正しいかな?」

その子はすごく真剣にそう言った。

「詳しくは知らないが、その娘は親の関係的に命の危機にさらされていたそうなんだ、それで銃口を向けられているところを俺は見た。だから、俺は銃口を向けてる男の前に立った。それで殺された。

俺なんて通るようなすごい銃(ヤツ)で撃ったから、その娘も、ね… 心残しとかなかったらしくて成仏もしちゃったし…」

「ごめん!」

私は壮絶な過去に驚いてとっさにあやまった。そして、つぶやいた「私じゃだめなのかな…」「え?なんて?」「いや、なんでもない」自分の気持ちを伝えるのはまだいいかな。

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