第26話邂逅、そして戦闘


「とりあえず戦意を見せずにたまたま立ち寄ったように見せて近づきます。アスラーはたまたま出会って一緒にいるって感じでいてくれ。」


「わかった。」


「じゃあ行こう、3、2、1、GO」


そうして4人の前に姿を現した俺とアスラーとりあえず元クラスメイトかどうかの確認をしよう。


「すみません、間違ってなければあなた達は日本から来ましたか?」


「!?そうですけどってもしかして七葉くん?」


よく俺の事覚えてるな。


「話したことはない気がするけど覚えてくれて嬉しいよ。」


「かよっちこの人誰?知ってる人?」


「知ってる人って……一応元クラスメイトの七葉春斗くんだよ。」


「ほえ〜そんなんだ。あ、私は赤嶺菜穂よろしくね。」


「あたしは青木みずはだよ。よろしく〜」


「私は黄輝沙耶香です。よろしくお願いします。それで横にいる人は誰です?」


「みんなクラスメイトじゃんなんで自己紹介してんのよ。じゃあ一応言うけど私は白根和葉。よろしくね〜。それはそれとしてさやっちが言ってるけど隣の人って誰?クラスメイトにこんな人はいなかったよね?」


「私はアスラーという。旅人だ。旅をしていたらナノハに偶然であってな。一緒に旅をしているんだ。」


グッジョブアスラー!完璧だ。


「へぇ〜そうなんだ!よろしくね!アスラーさん!」


「それはそれとしてみんなは何をしているの?急に戦いみたいなのが始まってビックリしたんだけど。それにみんなもいるし……。他にはいないの?」


「ここには私たち4人しか居ないよー。」


「そうなんだ。」


そろそろ誘い出すか、


「そういえばさっき向こう側でなにかのいっぱい化け物がいたよ。」


「あれは魔王軍だな。おおよそ奇襲でも仕掛けるつもりだったんだろう。」


「そうなの!?あぶね〜。ありがとう!春斗くん、アスラーさん!」


「良ければ僕たちが案内するよ。離れているけど今行けばこちらからの奇襲になるし、それと僕も転移しているから分かるけど強い能力みたいなの貰ってるでしょ?多分それで何とかなるよ。」


「どうするかよっち?」


「うーん行ってもいいけどねぇ。どのくらい敵はいた?」


「50体以上くらいはいたよ。でもなかなか強そうだった。」


「そっか、今のところ勇者の出番も無さそうだし行っちゃおうか!」


「ちょっと待って。」


「ん?どうしたの?さやっち?」


ん?バレたか?いやでもボロはだしていない、疑っているだけか?


「七葉くんに1個だけ質問をしたくてね。私たちのクラスは全員で何人いる?先生はふくめなくていいし、自分も加えて答えてくれ。」


「40人だよ。それがどうかした?」


「いや、敵がなりすまして騙そうとしているのかと思ってな。まあ合っているし、行ってもいいだろう。」


「もう〜クラスメイトくらい信じてあげなよ〜ごめんね春斗くん?」


「いいよ、全然。急に話して疑うのも無理はないと思うし……それじゃあ案内するね。」


あぶねぇー。黄輝沙耶香とか言うやつ危険だな。多分こいつがいちばん強いはずだし気をつけないと。それに、信用…か。まあ悪い奴では無さそうだし無力化だけで済むといいんだけどね。


********************


「ねぇ、ずっと歩いてるけどあとどれくらい?」


「……もういいかな。アスラーやるぞ。」


「なにが……かはっ!」


「かよっち!急に何!もしかして騙したの!?」


「殺しはしないよ。この戦争において君たちは関係ないからね。だから大人しくしてもらおうとね」


「そんな………敵だったなんて。でもなんでよ!あんなに仲良く話してたじゃない!」


「言っただろう。君たち勇者には関係ないと。私はヘスティアが殺されたことに怒っているんだ。だから大人しくしてくれ。」


「『鮮美一閃』」


「おっと、あぶないあぶない、『断罪の天秤』」


「うぐっ!」


「きゃあ!」


「こいつらそうでもないじゃないか。まあいいや、こいつらはどうする。どこかに捕まえておくか?」


「まあそうだな。できる限り丁重にな。一応元クラスメイトでもあるし。」


上手くいって良かった。早くデーテルのところに行かなきゃな。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


できる限り主人公が血も涙もなくてクラスメイトを倒すクズムーブをしないようにしたい。………ムズクネ?


お読み下さりありがとうございます!

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拙い文章ですが精一杯頑張りますのでよろしくお願いしますm(_ _)m


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