第21話オオカミ探して三千里。
1日目オオカミ居たけど群れではなかった。
2日目オオカミ見つけれず
3日目オオカミ見つけ(ry
4日目オオ(ry
………
……
…
10日目シプティードラゴンが襲ってきた。単体だったため問題なし
………
……
…
14日目ようやくオオカミの群れを発見。無事討伐。
「あ〜やっと見つけた〜!いや待て、どうやって帰るんだ?」
再び地獄を見ることになるのか。そう思っていると
「ん?なんだこれ?石?なにかの建物か?」
何やら地面に石畳が敷いてあるところを発見。どうせ帰るのにまた時間かかるしここに行ってみよう。あ、食料とかの準備しないと。
というわけで食料を十二分に持って石畳を進んだ。
「なんか気味が悪いなぁ。注意しておこう。『強欲の化身』」
木々に覆われて夜と変わらない程暗いので何かあった時のためにグリードは出しておいた。
「お、なんかあかりが見えるぞ。出口か?」
木も少なくなってきて所々に明かりが差し込んでいたがここまで明るい所は初めてだ。
「ん?なんか見えるな?村っぽいな。………襲われたら困るし帰るか。一応デーテルに報告だけはしておこう。」
後ろを向いて帰ろうとすると何故か森が消えていた。
「あれ?どういうことだ?さっきまであったのに急に消えるか?」
「もしかしてとんでもないところに来てしまったんじゃないか?うーんどうしようか。とりあえず村に行くか。何か知ってるかもしれない。」
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村へ着くと人が沢山いた。どうしてこんなところに人がと思っていると呼び止められる声がした。
「おい!お前は誰だ。この村にお前みたいなやつは居ないはずだ。どこから来た!」
「どこからって変な森を通ってきたらここを見つけたんだ。その後は帰ろうと思ってたけど森が無くなっていたから仕方なくここに来たんだ。」
「ちっ、まさか運だけであの迷いの森を抜けるやつがいるとはな。まあいい、この村は霊獣の村だ。外から人が来ることは滅多にない。村長のところに案内するから着いてこい。」
そうして俺は村長と呼ばれる人に会いに行った。もしかしてここはビャクの故郷なんじゃないか?村長には注意した方がいいな。
「村長さん、迷い込んできたというものを連れてきました。」
「外から人が来るとは久方振りであるな。歓迎するぞ。わしは村長のトベルシャードという。よろしく。」
「第五階位魔王ナノハという。よろしく。」
「魔王とはすごい人が来たようだな。幸運操作に近しい能力でも持っておるのか?」
「もってないな。本当にたまたまだ。」
「それはすごいな。確か昔に来たやつは自分の運を操ってここまで来たとか聞いたことがある。数十年間不運に悩まされてもなお諦めずにここまで来たそうだ。それをたまたま来てしまうとは恐ろしいな。」
なんかその人に申し訳なくなってしまったな。
「まあそんなことはいい。それで帰りたいと聞いたんだが答えとしては難しいな。この村はいわば伝説級の村と言えるだろう。その理由は来るも帰るも難しいということなんじゃよ。」
「難しい?帰るのもか?」
「そうだ。まずここに来る方法は一つだけ。『森を抜ける』だけだ。」
「それがなんで難しいんだ?」
「ここら一帯は昔から精霊が住んでいて、この村も普通に存在していたんだが、精霊が自身の力を増大させると聞いた欲深い人間共は精霊を捕まえるという暴挙に出たんだ。そこで当時の精霊の王が精霊達を一箇所に集めて絶対に来れないようにしたんじゃ。簡単に説明すると完全ランダムに世界中の森のどこかに数日だけ存在するだな。さらに違和感のないようにされていることもあって見つけても素通りが自然だな。
これは当時の精霊の王は過去最強とも言われる存在だったからと言われている。匿われた精霊達も自然と力を蓄えていき、たまたま森に住んでいた動物たちがその影響を受け我々霊獣に進化するようになったんじゃよ。」
「そうなのか。大体の背景は理解した。それでどうやって帰るんだ?」
「口で言うのは簡単なんだがな 。方法は『精霊の王に会いに行く』、それだけじゃ。」
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この次かその次くらいでこの章での主人公+主人公の周りの戦力を増強回が完結すると思います。そろそろ戦争始めます。
お読み下さりありがとうございます!
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拙い文章ですが精一杯頑張りますのでよろしくお願いしますm(_ _)m
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