14話:新たな旅たち

俺は、ユピテルの微笑んでた時の表情を思い出した。


又あの時の微笑みを見てみたい


不純な動機で俺は、返事をする「ユピテルが良いのなら復興を協力してもいい」と返事をする


だが俺が求めてた表情ではなく、元気溢れる表情でニッコリと笑う


 ユピテル「本当にありがとう。自分の趣味以外は冷たい感じがあるから、話づらかったのよね」


俺ってそんなに冷たい態度だったのか? そんな事を思いながらユピテルに話す。


 アーク「獣王帝国までの移動の準備が必要だな。」


「あとは、人手不足だ。俺とユピテルだけでどうにかできる規模ではない、少なくても材料の運搬班・建造物班・食料管理班の最低3人を、必要になる。」


「獣人のあの子たちは、簡単に薬草を取ってたようだが、何かスキルもちなんだろうか?」


 ユピテル「えっとね、男の子の名前がトト、スキルは潜伏と超速で、女の子の名前がマウ、スキルは鑑定と探索もちだって言ってたよ」


相性の良いスキルだ。トトには運搬をお願いして、マウには、食料管理をしてもらおう。


後は、建造物班か・・・




   [ドワーフ国]


俺は、偽装の秘薬を作り変装をしている。


建造物のスキルを持つドワーフを探しに来たのだが、俺の正体を知りながら協力してもらえる人物はローギスしかいない。だが、あいつはドワーフの代表の為、国を抜けるのは難しいかもしれない。


そんな事を思いながらローギスの家に付き、ドアを叩く。


ローギスが、出てきた。「どちら様でしょうか?」


 アーク「アークだ。変装をしている。」返事をした。


ローギスが驚き、家に向かい入れる。


 ローギス「なぜここに来た? レア様にバレたらどうするんだ」


 アーク「ローギスに、復興の協力をしてもらいたい。場所は、獣王帝国だった場所になる。」


ローギスが驚く、「なぜそんな所に?」


俺は、今までの事を話す。


 ローギス「そうか・・・ 分かった俺が支援してやる」


 アーク「本当か、ドワーフの代表が簡単に出れるのか?」


 ローギス「その事なんだが、実はな、お前を見逃した責任で、降ろされた」


笑いながら、返答してきた。


俺は、苦笑いをしながら話す「そうだったのか。なら1週間後、人族の村はずれで、集合したい」と返事をして、ドワーフ国を後にした。




   [1週間後]


 アーク「村長お世話になった。」


 村長「とんでもない、アークのおかげで治安が良くなり、家が住みやすくなった。お世話になったのは、こちらの方です。また用があったら気軽に来てください」


村長と別れて、集合場所に付く。


ドワーフのローギスと、獣人のトトとマウに合流して、目的の獣王帝国に向かう途中で、ユピテルがこちらに目を合わせる。


 ユピテル「アーク本当にありがとう」


この前見せた微笑みを見せてくれた。しかも俺に向かって感謝である。


すごく嬉しかったのと同時に、すごく恥ずかしい気持ちにもなった。

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