4話:逃走

アークは、この場から逃げようとしたが、レアに母の形見の本を持っている。


本をなんとかして、取り返さないといけないが、どうすればいいのか困ってる。


女神は、人に恵む事を優先するが、環境破壊をする人物には容赦がない事でも有名である。


レアのスキルレベルが10で、一番恐ろしいのは石化スキルである。そんなのをまともに食らえば一瞬で人生が終わる。


さっきの様子から見て、俺は危険人物になってるから迂闊に飛び込めない。


・・・倒す必要はない、相手が怯む方法を選んで、本を取り返して逃げる方法を取るだけならば、あの方法で行けるかもしれない。


アークはとっさに脇の服裏から隠し持ってた魔法銃ハンドガンを取り出す。


アークはそのハンドガンに水の魔力を注ぐと、ウォーターボール様な弾丸が出てきた。


その後に連続で、今度はファイヤーボールの弾丸を出す。


すると水と火が混ざり、霧に変わった瞬間、レアに近づく。


レアは急に表れたアークに驚き、本を奪われ、そしてアークが霧の中に逃げ込む。


レアは驚いて闇雲に土魔法を放ってる合間にアークは、雷の銃弾を打ち込む。


すると雷のエネルギー弾が霧の中を導電どうでんし、レアが悲鳴を上げた。


感電したレアは身動きが取れずいると「ローギス、何をしてるの!早くアークを捕まえなさい」


だがローギスは動かなった あえて見送ったのだ。


アークもその事には気が付いた。多分いままで工房で頼んで来た恩を返すための行動だと思った。


アークはすぐにドワーフ国の国境から離れ、女神の恵みを受けてない人族の村に向かう事にした。

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