自主企画という名の甘い罠
かずきー
第1話 読まれたい
※ 読み返し目的の作家様はメイン作品の「俺は英語が嫌いだ!」をご覧下さい。当作品に☆を頂いたところで作者の感情はさほど動きません。
――読まれたい――
この欲望は自ら物語を紡いでいらっしゃる作家様方に共通する欲求ではないでしょうか。かく言う私自身も例外ではありません。普段は冷めた現実主義者を気取っておきながらも、やはり自分が想像力を活かして時間を消費して作り上げた作品をご覧頂きたい、そして高評価を得たいという欲望にかられます。
しかし、書いただけで自然と読者が付く作家は全体のごく一部。執筆のみならず自作の宣伝にも心血を注ぐ大半の作家は、まるで芥川龍之介・蜘蛛の糸に登場する罪人カンダタが地獄の血の池でもがくがごとく読まれる作家達がいる極楽を見上げているのではないでしょうか。
他のWeb小説サイトにおいては地獄に慈悲はなく、極楽はただ見上げるのみ。対してカクヨムには血の池で苦しむカンダタの下に極楽からお釈迦様が垂らす蜘蛛の糸のような底辺作家の希望とも言える機能があります。そう、それは――
――自主企画です。
正にカンダタにとっての蜘蛛の糸の様に魅力的である自主企画ではあります。しかし私は――
――絶対に自主企画に参加は致しません。
何故私自身の結論として参加しないのか? これは決して感情的に不参加を決め込んだからではありません。カクヨムのシステムや規約を私なりに研究、考察した上で参加しない方が私にとってはメリットがあるとの結論に達したからです。いかなる考察を通じてその結論に至ったのかこれより述べて参ります。
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