第2話 猫とバカTシャツと私
登場生物
・ほーちゃん(スコティッシュフォールド立ち耳女性13歳)
・おっさん(ホモサピエンス♂年齢非公開)
そんな訳で、書きかけのエピソードがあったのですが、急遽予定を変更してこれを書いております。現在12/29の朝5:00過ぎです。
我が家はお猫様をお迎えしております。大阪に来てすぐでございまして、かれこれ彼女も13歳でございます。おっさんがお迎えした歴代の先輩お猫様と比較しても、1番のご長寿さんでございます。スコ様(スコティッシュフォールド)特有の大きな優性遺伝もなく、病気らしい病気も皆無の、本当によく出来た自慢の娘です。申し遅れました。娘の名はほーちゃん、と呼ばせて頂いてます。
そんなほーちゃん、実は先程TIA(一過性脳虚血発作)的な症状が起こりました。
右脚に力が入らなくなり、ご本猫様はわけがわからないよ状態です。
おっさんは介護の世界で生きておりますし、何なら去年の暮れに脳梗塞やってますので、即座にそっち系ってのは分かりました。幸い数分で歩ける様になりまして、まあ多分TIAかなと予測をつけました。
そして、ほーちゃんにお仕えする餌係として、あとどれだけ一緒に過ごせるのか?と言う現実的な問題が表面化しつつあります。
だから嫌だったのです。過去にお見送りした、おっさんの歴代ご主人様たち。お見送りの度にもう、目から心の汗が出て鼻から心の鼻水が出て口から心のヨダレが…と、なんか色々垂れ流し放題のアブナイおっさんになりましたし、何なら数日立ち直る気力すら出ませんでした。この子をお見送りする日が来たら、もう絶対に次のお猫様はお迎えしない!と心に誓っております。
もうひとつ大きな問題が有りまして。
それは、緊急時に何処まで処置をして貰うか…です。怪我であれば、まあ余程高額でない限りお願いするでしょう。CPR(心肺蘇生法)の段階に入ったら、もう為す術なしです。
そして問題なのは、「ご本猫様は苦しいししんどいけど、治療によって少しでも寿命が伸びる」場合です。ほーちゃんは何を望むのか…賢い子ですからこっちの言うことは理解してますが、彼女の言う事は正確には理解出来ません。ご飯とかトイレ掃除とかここ開けてとか、そう言うのがある程度分かるだけです。だから、彼女がフルCPR希望なのか、ノーCPR希望なのか…痛くても良いから生きたいのか、あるがままの寿命が希望なのか…
そろそろ、心の準備をし始めないと、ちゃんと決めとかないと、って思うのですが、生まれついての優柔不断でございます。
ただ、1つ言える事…もうご長寿さんなご主人様に、今後も餌係として下僕として、お仕えして行こうと思います。もしその日が来ても、今度こそ笑ってお見送りをしたいなって、そんなことを考えた夜明け前です。
2021 12/29 6:28
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