第2話 サタンと呼ばれる男
今日も平和なVRMMO。
シヴァ・セクメト
ヒンドゥーとエジプトの
シヴァ・セクメトとゆう名前だが。ライブ配信中にシヴァ・セメクトと間違えられ。現在はセメクトと呼ばれるゲームである(その前まではシヴァ)
そんな神話とかの破壊神を名前にしてるのだからファンタジーゲームだと思ったそこのアナタ!
違うんです!
このゲームはSFミリタリーゲームなんです!信じてください!
では、証明としてすぐ近くで戦闘してる所に行きましょう。
さて、場所は起伏の激しい山岳地帯。
KN-B60が背部ユニットのミサイルランチャーで敵ヘリコプターを撃ち倒した所です。
「敵ヘリ1機
[次が来てるぞ!
南から敵ヘリコプターが2機との情報を得たKN-B60はその巨体を器用に動かして旋回し、敵ヘリコプターが現れるのを待つ。
山の木が揺れる間もなく敵ヘリコプターが現れた。
二枚のプロペラを機体上部に重ねたヘリコプターだ。
B2と呼ばれる機体の下部から機銃が展開されている。
機関砲だ。
それが放たれた音は音速を超えてKN-B60にぶつかる。
しかしヘリがミサイルを避ける為に機関砲を撃つのを止めたその時。
青い膜が見えた。
バリアだ。
ヘリはミサイルランチャーを展開する為にプロペラを左右に展開させて安定性を上げた。
それを確認したKN-B60が取った行動は……
「ヤベッ!離脱する!
KN-B60の背中にあるミサイルランチャーを跳ね飛ばしてコックピットが露出し、ロケットブースターが作動して戦場から離脱した。
そしてミサイルが発射され、KN-B60は爆発。
その破片でヘリコプターが戦線離脱。つまりリタイアする事になったが、その後はヘリコプター側の多脚戦車が残党を掃討し、試合はブラックハウンドの勝利で終わった。
さて、どうですか?人型兵器のKN-B60や、オスプレイ派生のB2。
ミサイルランチャーや機関砲と実弾が多かったですが、レーザー系の武器や白兵戦でのビーム、実体剣のつばぜり合い。
そんなのが出来るのはここだけ!
さあ、皆さんもシヴァ・セクメトをやりッ……」
テレビを切った彼はいつものように気だるくゼリーを飲み干し、ヘルメットを被る。
そしてベッドに寝た彼に機械音声が流れた。
[ユー・ハブ・コントロール]
「アイ・ハブ・コントロール」
そして、一瞬だが気絶して彼はゲームの世界へと潜った。
シヴァ・セクメト
英語で書かれたそのタイトルはもう二度と見る事は無いだろう。
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