『消毒液』

やましん(テンパー)

『消毒液』

 

『これは、ほら=フィクションです。この世の中とは、一歳無関係です。』





 ウルトラハイパーとりふるえんざが、市内で発生したのである。


 人間以外のすべての鳥類と哺乳類が、ただちに危ないらしい。


 にゃんこも、ワンコも、ちゅうも、ぽっも、かあ〰️〰️も、危ないのだという。


 動物さん園は、閉鎖になった。


 ペットショップも閉店。


 スーパーなどや、また役所なども、完全防護施設がある、ごく一部以外は閉鎖された。


 菌の媒介をしているのは、どうやら、人間らしいのだ。


 町中に、消毒液が溢れ、地面にも液槽が多数敷かれた。


 その中を歩いて行かねばならない。



    ばちゃ、ばちゃ、



 やましんも、大きな消毒槽を歩いた。


 半分くらいまで行ったところで、やましんは、ぼろぼろと、消えてしまったのだ。



 『あいつは、ウィルスの固まりだったか。やはり。』


 通りかかった、元上司は、今さらながら、納得し、また、深い寒気を感じたのである。


 ウィルス感染は、ようやく、終息に向かったかに見えたのである……………が、


 

             おしまい



 


 

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『消毒液』 やましん(テンパー) @yamashin-2

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