六話 「……あぁ、最高過ぎる」

「……んっ」

 眩しい……。

 カーテンの隙間から差し込む光が目を直撃していた。

「……んっ」

 横になろうと重心を体の方へ横にずらした。少しでも太陽の方をさける――


 ムニュッ。


「ムニュ……?」

 何か柔らかいのが手のうちに当たった気がする。

「……」

 目を開きそこに当たったのは桜の胸だった。

「――っ」

 揉んだ時は違う柔らかさ、桜が呼吸をするたびに少し俺の腕も動き。

 柔らかい。

 鼓動がどんどんと早くなっていく。

 桜の顔がすぐ近く

 可愛かった。

「……」

 離れよう。

 起きている反応の時の方が俺は、好きだから。起きているそっちの、ほうで……ねぇ? 可愛い彼女の反応が見たいじゃないですか。

「……」

 俺は寝ている頬に指を突っついた。

 すると指が深く沈んでいった。

 やわらけぇ。

「……っ」

 ヤバッ!

 指を押した反応で桜が動いた。

「寒いっ……」

 すると俺の手を思いっきり掴んできた。

「おぉ」

 布団の方から出してきた手がホカホカで暖かった。

「……んんっ!」

 桜の手が俺の身体の方へと腕を伸ばしてきた。

「んっ」

 桜の身体が俺の上に乗っていた。

「――っ」

 耳元には桜の吐息。

 胸元には以上に分かる柔らかい胸が、むねっ!

「……」

 そして異常なのは手のところが以上に柔らかい。

 衣類ですべすべとしてるが、以上に柔らかい……昨日触ったとは別の意味で柔らかい。少し張りがあり柔らかい……。

 多分これは桜のお尻だ。

「……」

 嬉しすぎるんだけどどうすればいいんだこれ……。

 すると桜が俺をグッと抱きしめて頬のとこをスリスリと擦ってきた。

「――っ」

 いいミントみたいな香りがする……。そして桜く暖かい可愛い……。

 もう心臓の鼓動が止まらない。

「……あぁ、最高過ぎる」

 それから三十分間の間、桜に密着され拘束されていた。

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