僕らの恋物語

アイカ

プロローグ

桜side

       始業式後

    キーンコーンカーンコーン

向日葵「やったー!!」

撫子「ちょ、向日葵、声でかい」

向日葵「だって!また6人同じクラスだよ!?嬉しいじゃん!」

桜「wwそうだけどさ」

撫子「もっと静かに出来ないの?w」

夏翔「おうおうw元気だな〜ww」

あ、ほら、向日葵がうるさいから3人も来たよww

秋斗「また騒いでんの?^^」

冬弥「うるさいぞ〜」

桜「急に先生みたいなww」

夏翔「アッハハwwww」

秋斗「夏翔は相変わらずツボ浅いよね^^」

撫子「ほんと」

そっか、私たち、3年間同じクラスなんだ。あと1年…

ティーチャー「まだ帰ってないのか〜?早く帰れよ〜」

6人「はーい」

冬弥「んじゃ帰るか」

夏翔「だな、ってか俺ら1番最後じゃんw」

桜「ほんとだww」

学校を出ても私たちは6人並んで歩いていた。他愛もない話をしながら。そして男女の分かれ道になり

女子「ばいばーい」

男子「またな〜」

女子だけでも話しは途絶えることは無い

向日葵「あははwwなにそれー」

桜「知らないよ〜ww」

撫子「意味わかんないww」

…言うなら、今、かな‥

桜「ふぅ…ねぇ」

撫子「ん?」

向日葵「どーしたの?」

言ってもいいよね。2人になら

桜「私、夏翔が好き」

撫子「…え?」

向日葵「え、」

驚いた顔をして、2人は同時に立ち止まり、私のことを見つめていた。

この時の私の考えは甘かったのかもしれない。言わなければ良かったのかも、でも、言ったからこそ深まる絆もあったかもしれない。

       ふわっ

撫子「きゃっ」

向日葵「わ〜綺麗!」

桜「ほんとだ…」

風で桜が舞った、それはとても綺麗だった。

それはまるで、映画のワンシーンのように、これから始まる私たちのストーリーを、祝福するかのように、輝いて見えた。


桜舞うこの季節

高校生活最後の1年が、幕を上げる。

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