1年目 4月7日ー僕ら仲良し!ー
ー始業式当日ー
桜並木を通り見える校門。
並んだぴかぴかな机たち。
そこに集まる多くの生徒。
それぞれの着るピシャっとした制服。
そうだ、もう中学の始まりだ。
つるつるとした椅子にとっ、と座ったら周りにいる多くの人を見渡す。
「有名なところだけあって賢そうな人ばかりだな・・・」
眼鏡をかけたものもいれば、背がタカ...💢ゴホン、まあいろいろな人がいた。
「やっぱ中学ってすごいんだなぁ」
そう呟いていた瞬間・・・
「うわぁ?!」
誰かが自分を押し出してきた。
『ごめんごめん。』
そういってきたそいつは、横の席の人だった。
『そんなに驚くとは思わなかったなぁ。僕、<そら>っていうんだ!よろしく!』
「はぁ...」
あまりの突然さにさすがに驚いた。
そうはいっても、なんで押してきたんだ・・・?
『そういや、まだ背中にイモムシついてるよ?』
そういや、さっきからモゾっと・・・って、え!?
「たskあfせy?!とってとって!」
『あははっはっはっは_クスっアハハはは!』
どれだけ笑ってんだよこの人ーー!
「いやはよとって!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『と、まあいろいろ大惨事あったけど、これからしばらく席横だから!よろ!』
そら君は隣の席にチョコンと着いた。
どんだけテンション高いんだよ、この人・・・
でも、
いいやつなんだろうな、それだけは確かだと思えた。
1年目4月7日 これからの楽しい日常を目指して、今日から日記を書こうと思います。 未来の自分へ。
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