その2 一日目の話

当日

朝7時代の新幹線で京都へ移動。10時ころ戦地へ到着。

ルートは事前に決めていたため迷わず「嵐山」方面へ。ここで一つ目の攻撃を受けることになります。知っている方は多いと思いますが、嵐山はJRの駅の周りではなく嵐山電鉄の駅(?)の周りが栄えており、目の前の通りがメイン通りとされていて観光の中心スポットとなっています。もちろんそこを歩いていたのですが、なんてことでしょう。「着物を着た男女二人セットがなんか多いな」と気づくことに。ここが重要で、男女二人セットというところ。カップルと断定はしませんよもちろん。憶測で結論を導き出すのは御法度であり、尻が青い証拠です。状況証拠で物事は判断しません。あ~偉い俺。

とまぁ、そんな光景を目にしてクリスマスの重要性を旅開始一時間で把握できたことは大きいですね。できる限り気にしないように「祇王寺」「二尊院」「常寂光寺」「天龍寺」を巡り嵐山を後にすることに。

 

第二の攻撃 南禅寺

 確かその後嵐山から南禅寺へ移動したはずです。電車乗り換えで蹴上駅で降りたはずなので。まぁそこで事件は発生。南禅寺は水路が有名で、いつ行ってもかなり人がいる印象があるのでもちろんその日も沢山人はいました。写真を撮っていると恐らくこの日一番の攻撃を受けることになりました。

「あの、写真お願いしていいですか」

お年寄りよりも若い人の方が写真撮影は上手いという認識は誰しも持っているはず。私もよく観光地に行けば写真はお願いされます。ここでもその現象は例に漏れず発生したわけですが、もちろん家族連れや友達と来ている団体などではなく「男女二人セット」からのお願いです。依頼されて嫌な顔はできません。やりましょう。引き受けて写真を撮ったのですが、それで終わればいいのに余計なことを言われました。

「写真撮りましょうか」

なんでやねん。なんだマウント取ってんのか。おいこら。

「あ、一人なんで大丈夫です」

どうやら私が一人だとは思ってなかったらしいです。凄い顔されました。そして何か謝られました。やめてください謝らないでください。私もその場にいることが気まずくなったので立ち去りましたが、絶対あの二人の話のネタにされた気がします。クソが!

 

 

メンタルが壊された話ではないですが、なぜ京都にいってこの夜ご飯なのだという話を一つ。京都といえばみたいな料理ってそこまでない気もします。ホテルは駅の近くだったこともあり自ずと夕食は駅周辺になりますが、不思議とどこで食べていいか見つからないですし当時未成年なので居酒屋なんて入れません。牛丼チェーン店は嫌だという謎の自我があったのでそこは回避。行き着いた先は伊勢丹の地下。そう、デパ地下の総菜達。なぜ!
意味がわからないですが、地元の人たちに混ざって値引きされた総菜達を購入。おにぎり屋でおにぎり×2。中華屋で青椒肉絲とエビチリのパックで売られているやつ。これをホテルに戻って実食。何してんすかね。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る