第13話LINEライバーになった少年、こいつ動くぞ加東。そして伝説へ①
そんなこんなで。チーム公認予選も最終日に。
この九日間で数々のドラマが生まれた。
ライバルの加東さんが配信をした。
「きた! 加東さんが動いた」
「視察ヨロ」
「おけ」
加東さんの配信は、かなり長い間1on1だった。
私は耐えられずにそっとスマホを閉じた。
「二人でズームしてるみたいで辛かった」
「それはキツイな」
視察内容をラザニアさんとトースッコさんへ報告。
これ以降、加東さんを見に行くことは無かった。
ありがとう加東さん。
オニルさんは油断することなく配信を継続。
ビーコルファンからリーグファンからオニルさんファンまでと初日の悪夢が嘘みたいな大盛況っぷり。
「えっ? 選手がきた?」
「噓でしょ? でもアイコンに本物って書いてあるよ」
本物か偽物かそんなの関係ねー。
でも本物ならいいな。
視聴者もオニルさんも、どんどんと進化する。
アイコンの写真が変えられる、アイコンの名前が変えられるのを使用した技が多発。
「ねえ? チアリーダーのスッコさんじゃない?」
「えっ? マーリアちゃんもいるよ」
「なんかチアについて喧嘩始めた!」
オニルさんを置いてけぼりの視聴者劇場!
そこへ本当に来た本物。
「本物きたー----」
「わっしょい、わっしょい」
オニルさんもビックリのバスカン状態!!
数多くの名言も生まれた。
確定申告、本物偽物、爪丼、パスタになりました。
落ち着け、わっしょい、ナイカーン、ナイティー、ナイ薔薇。
そしてオニルさんは伝説になった!(仮)
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