第5話LINEライバーになった少年、誰だって最初は初めてさ
「今日やるわ」
そんなLINEがオニルさんから届いた。
オニルさんとのLINEのやるとりは、私が百文字ぐらいに対してオニルさん十文字以内のサインコサインタンジェント。
比率な。
オニルさんLINEは寡黙ぎみ。
どうやらLINEでのBリーグ応援イベントが今日からみたいで。
リーグ応援ライバーのエントリーが無事に終了していたようだ。
これ、もじもじしてエントリーしてなかったら終わりですから。
私からしたら、エントリーした勇気が既に河村ユウキですよ。
私はそのLINEを読んで慌てた。
まだアプリをインストールさえしていなかったのだから。
だってさ、怪しいじゃん?
LINEライブ? 配信サイト?
もうレッツヒカキンなん? こんなアプリ入れてセキュリティーは大丈夫なんですか?
はい。
知らんけど。
しかも当時の使っていたスマホは十六ギガのメモリーでアプリパンパンアンパンマンで入る隙間がありません。
慌ててスマホをiPhoneSE2にしましたよ。
スマホ代をください! オニルめ!
そしてオニルさんへLINEしたんです。
「待ちくたびれたぞ。準備万端です」
返信されたLINEは。
「おけ」
だったと思う。
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