第3話LINEライバーになった少年、そろそろライバー話を

 ビーコルとオニルさんとの交流は、さらにコアな方向へすすんで行くのですが、話が脱線しまくってってしまうので、そろそろLINEライバーになったオニルさんの話をしなければ……。


 それは唐突にやってきた。


「LINEで配信サイトがあるんだけどさ、チャンネル名を考えてくんない?」


 何を言っているのか分からない? それが最初のファストブレイクだった。

 だってさ、怪しいじゃん。


 配信だよ! 配信!


 しかも撮影して編集してじゃなくリアルなライブ配信だよ。


「ちょっとよくわからないのよ」


 そんな感想しかなかったわ。


 でもね。友人オニルが一所懸命に説明してくれて、ああ、私が人肌でも二肌でも脱いであげなきゃって思えたの。


「好きなビーコルを応援したい」


 どうやらLINEライブって配信サイトのイベントでBリーグを応援するライバーになる企画が発布された様で。

 それに優勝するとチーム公認の応援ライバーになってチームの為に活動したり、賞金がチームにも入ってくるから売り上げに貢献できるようなのだ!


 これは燃える。


 私だって大好きな横浜ビーコルセアーズの公認応援ライバーになれる!


「素敵にすごいの考えるね」


 それから私は三、四日は寝ても覚めてもチャンネルの名前だけを考えて毎日をすごしていた気がする。






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