LINEライバーな友人

真理愛豆47

第1話LINEライバーになった少年、いやオジサン

 その日は突然にやってきた。

 あなたと出会って三年、いや四年かしら。

 出会いはロマンスあふれるカフェでもなく、竜馬の銅像があるお店でのオフ会だったよね。


「初めましてシャカリキオニルです」


 あなたの最初の挨拶は人生で初めてのスパイス。


 同じバスケットボールチームを応援している仲間。


 いや、まだこの時点では仲間なんておこがましいね。


 私はバスケットボールのスの字も知らない素人だったもんね。


 知名度だけは抜群の港がある市


 知ってる? どこに住んでるか聞かれるとさ、だれかれ構わずに


「横浜市って言うんだよ」


 普通は住んでいる県を答えるんだって。


 そんな感じで始まった飲み会。


 でも最初はちょっと怖かったんだよね。

 だってSNSで知り合った方々と初めて顔を合わせての飲み会だからね。


 横浜ビーコルセアーズを好きな人に悪い人はいない!


 そう言って。嫁さんに許可をとったなぁ。


 めちゃくちゃ信じられないと言われて文句散々だったけどね。

 昭和生まれには少しハードル高いのよ!


 ペンネーム? 笑い。 


 違うか、アカウントネームだけしか情報がない中で現実にお会いするって行為がね。


 でも行って良かった。そう、だって人生を大きく変えることになる。

 最初の一歩だもんな。


 そこで出会った人達とオニルさんの巻き起こすストーリー。



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