双子の魔術師と星詠みの魔女

【星詠みの詩】

世界は、生まれてから何度も破壊と再生を繰り返してきた。

生まれては育ち、

育っては消え、

癒えてはまた生まれ、

多くの生けるものが存在してきた。

時代は流れ、進化を繰り返したその世界は、古来の神々にこう呼ばれた。

　女神の大地「アルカタ」

ここは多くの種族が生き、魔法にあふれた世界である。

「朧朧真如」

第2部：双子の魔術師と星詠みの魔女

「星詠みの詩」

星よ　こぼれ落ち　語れ　星の未来（さき）

星の器（うつわ）は　父の遺産

魔女は星を詠み　導く

月よ　冷たく燃え　語れ　人の未来（さき）

星の器（うつわ）は　残されし珠玉

我らは星を詠み　紡ぐ

銀河の星々よ　降り注げ

惑う人々に　未来（さき）示すため

闇裂く銀の月　降り注げ

我らは　詠みうたう

星よ　こぼれ落ち　詠え　未来（さき）の詩

星の器は　父の遺産

導くは　我ら「星詠み」