冬
冬あけぼの
白濁とした意識下で
夜気にさらされた足先を
擦り合わせる早朝
眼に注ぐ
一筋の冴えた光
今一度
羽布団に忍ばせた足先は
暖を帯びる
知らぬ間に
まどろむ
師走の朝
あとがき
春はあけぼの、という遠い昔の情景の美しさが今に通ずるかと問われるとそうでもない気がして。私が思うに、あけぼのといえば冬。冬のあけぼのほど趣のあるものはない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます