第16話進化




あの襲撃から2日が経過しようとしている。

あいつらは、スキさえあれば襲って来ていた。

俺は1晩の徹夜でくたくたになり、従魔達に任せて今まで寝ていた。

従魔達は基本的に一睡もしなくてもよい存在であった。


今でも戦っているが、疲れた様子は一切ない。

そして従魔達は、Lv10を超えた時点で次の進化をした。


ジオン(元シアン)高さ2メートル


Lv1


HP60

MP110


STR12+5 VIT4+5

DEF4+5  INT10+5

DEX12+5 AGI12+5


毒針Ⅱ・幻惑(花の香りで相手を操る)


・  ・  ・  ・


グーボン(元ルーポン)高さ2メートル


Lv1


HP50

MP130


STR8+5 VIT6+5

DEF5+5 INT15+5

DEX5+5 AGI5+5


薬草Ⅲ(葉にMP/HP回復効果あり:従魔はMP/HPが減るとこの葉を食べて回復させている)


・  ・  ・  ・


ツーギド(元ツータン)ツタの長さ15メートル


Lv1


HP110

MP50


STR16+5 VIT6+5

DEF10+5 INT4+5

DEX10+5 AGI10+5


ツタ攻撃Ⅲ・ツタ保持(ツタで武器や盾を保持して攻撃や防御をする)


・  ・  ・  ・


アイアンゴーレム(元ゴーレム)身長:2メートル


Lv1


HP1100

MP50


STR20+5 VIT20+5

DEF20+5 INT7+5

DEX8+5  AGI7+5


自立制御(主の命令は従うが、それ以外は自我のまま行動する。個体差で剣が得意な個体や体術が得意な個体が居る)


・  ・  ・  ・


ギーダン(元キータン)


Lv1


HP210

MP40


STR13+5 VIT11+5

DEF11+5 INT5+5

DEX7+5  AGI4+5


枝撃ちⅢ


・  ・  ・  ・


アイアンゴーレム・チューゴ(元ゴーレム・チューゴ)全長1メートル


Lv5


HP150

MP100


STR14+5 VIT10+5

DEF10+5 INT10+5

DEX17+5 AGI18+5


高速攻撃Ⅱ・高速移動Ⅱ・火魔法


・  ・  ・  ・


アイアンゴーレム・カース(元ゴーレム・カース)翼を広げると4メートル


Lv1


HP100

MP220


STR19+5 VIT10+5

DEF10+5 INT22+5

DEX14+5 AGI14+5


風魔法・雷魔法


従魔達は体も大きくなっていた。

それと武器や盾を使う従魔にまで成長してしまった。


取り敢えずチタン製の剣やステンレス製の盾・剣・斧・槍を作った。

ステンレスは俺的には、切れそうなイメージはない。

しかし厚みをもたせて重みで切れる様に工夫している。


鋼鉄材が欲しいと今は思っているが、魔物が襲ってくるので今は仕方ない。


アイアンゴーレムは俺の指導の下、様々な格闘や武道を教えこんだ。

剣道以外、素人な俺は体の動きはぎこちなかった。

それは動画を見ながらの指導なので仕方ない事だ。

しかしゴーレム達は、徐々に成果を上げていき倒す時間も短くなっている。

ステンレス製の武器も役にたっている。


この従魔達の中でチューゴのLvアップが高いのは、防衛ラインの外で戦っているからだ。

それとチューゴは基本的に喰い意地が凄いのだ。

魔石を手当たりしだい食べるのだ。他の従魔が倒そうがおかまいナシに食べる。

移動速度が速いのも原因でもあった。

今は火魔法を絶対に使うなと指示している。

山の中での火は厳禁だ。

それをチューゴは、分かっているのか分からないのか、INTも上がっているので賢くなったと思うのだが?・・・



今も順調に戦っているのでそろそろ俺の出番かもしれない。


刀を引き抜き二刀流で駆け抜けて、出会う魔物を斬り捨てて行く。

もう少しで俺もLv10になるので、どうなるのか期待が高まる。

もう今では魔物の動きは遅く感じている。いかに少ない動きで斬れるかそれが重要だった。

避けながらブラットの首をはねて、切り返す勢いで次のブラットを斬っていた。


頭上から風攻撃の【風牙】がくるが、紙一重でかわし土魔法の【操作】で石の弾丸でバードンを撃ち抜いていた。

時にはカーブを描きながら2羽のバードンを次々に貫通して倒して。

飛び跳ねた瞬間に、次のバードンも斬っていた。


俺の周辺が死体ばかりになった時にそいつが現れた。

顔は牛で角が大きく、身長は3メートルで2本足で立っている。

手には大きな斧を持ち俺を睨みつけている。


ミノタウロス


Lv4


HP200

MP20


STR20 VIT10

DEF15 INT5

DEX10 AGI14


猛進


凄い勢いで向かってくるミノタウロスを避けながら斬った。

深さ20センチしか横腹を斬れなかった。それでも出血をしている事を確認。

すかさず次の振り下ろした刀がミノタウロスの背中を斬った。

ミノタウロスは振向きながら黄色いオーラが体中から湧き上がっている。

すでに俺は素早くミノタウロスの横に移動。

素早く飛び跳ねて、頭の位置で二刀を交差させて首を斬り飛ばした。

鑑定でミノタウロスの首が弱い事は分かっていた。

鑑定で弱点は何処だと、願い続けると表示される。

ミノタウロスは数歩進んでそのまま倒れこんだ。


胸を裂き、魔石を探すと黄色い魔石があったので掴んだ瞬間。

掴んだ手から体中に魔力が流れ込んできた。

掴んだ魔石は消え、俺はLvアップした。


紅 一:探索者(全ステータス+5:アイテムボックス)


Lv1


HP170

MP160


STR10+8 VIT6+7

DEF8+7  INT10+7

DEX8+7  AGI10+12


SP10020


植物魔法・土魔法・風魔法(初級)・雷魔法(初級)


鑑定・従魔強化・防御強化・気配探知・魔法強化・MP回復・素早さ強化・暗視

アイテムボックス


あの黄色い魔石はSTR+1の効果があったようだ。

そして進化でなく探索者になっていた。

なんとアイテムボックスがあり、間違いなく沢山の物をそこに出し入れできる。


素早さ強化(+5)と暗視スキルを取得した後、スキルの取得はしていない。

そしてSPを我慢して溜め込んだ結果。ようやくSP10020になりスキルを探す。

その中にゲートがあった。詳しく調べると一度行った所へゲートで繋げる物であった。

そして距離は今は50キロで、熟練度が上がるに従い距離が伸びるらしい。

1回のゲートを開くのにMP100を消費する事も分かった。


これは災難の原因であるゲート究明に、一歩進めるチャンスだと俺は思った。

すかさずゲートを選んだ。



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