番外編.8
「蓮、桃、楓ちょっとリビングに集まってもらえるー」
お母さんが帰ってきてから、一時間ぐらい経ったかな?私たち兄妹3人はお母さんにリビングによばれた。
「は~い!」
部屋で勉強をしていた私は、机の上を片付けてから部屋を出た。ちょうど蓮も部屋を出るところだったのか、隣の部屋から出てきた蓮と部屋の前でばったり出会った。
「桃」
蓮は笑顔で名前を呼んでくる。
「なに?」
名前を呼ばれたからどうしたんだろうと思って聞くと、なんでもないよって言われた。用事ないなら呼ばないでよって心の中で思ったのは、蓮には内緒。言ったら、絶対にガーンって顔をするにきまってるから。
「それより母さんなんの用だろうな」
「さ~、まったく心当たりない」
私達がそんな話をしながら階段を下りていくと
「ママ~なになに~。ちょっとだけまっててね~」
楓の声がお母さんにおっきな声で尋ねている声が聞こえた。この声の位置からして楓は、和室にいるのかなと思い
「楓~なーにしてるの」
「お絵描きしてるの~」
楓の元気のいい声が返ってきた。
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