番外編.2

 布団から出たくなかったけど、楓に『桃ねえ早く起きてよ~』なんて言われたら、起きるしか選択肢はないでしょ。

「わかった、楓。起きるから、降りてもらえますか」

って言ったら

「いいよ~」

と私の上から降りてくれた。ほんとにかわいい楓。楓がおりてくれたので、私は布団から出た。



「よし!じゃあ楓下にいこうか」

「レッツゴ~」

「楓は朝から、かわいいね」

「ありがとう、でも桃ねえの方が楓より、ず~っとかわいいよ」

ニコニコ笑いながら、ず~っとを強調させてそんな可愛いことを言ってくれる。

「本当に、楓かわいい。楓が妹でよかった~」

「楓も、桃ねえがお姉ちゃんでうれしいなぁ」

と二人で楽しく言いながら楓を抱っこしてリビングに向かった。

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