第2話 冒険者ギルド

俺たちは城の近くの城下町を歩いていた

「城を出たのはいいけど···みーちゃんこれからどうするの?」

「そうだなーやっぱ無難に冒険者だよなー···その前に」

俺は後ろから気配を感じすぐに創造魔法で念話と徒手格闘術を創り出し夏に向けて念話を送った

『夏···夏!』

『何!?みーちゃんの声が頭で直接聞こえてくる』

『今お前に念話で話しかけてる俺たちの後ろで尾行してる奴がいる振り返るなよバレるから』

『う···うん』

『そこの路地曲ったら俺があいつ取り押さえるからそれ終わってから冒険者登録しようぜ』

『うん!』

そして路地に入った俺たちを追いかけた黒マントを隠蔽魔法の『気配隠蔽』と時空間魔法『空間跳躍』で後ろに跳び、徒手格闘術で拘束し縄を創り出して縛り上げた。

「で、あんた誰なわけ?城から出る時から尾行してたよね」

「···」

何も喋らないその黒マントは顔も仮面で隠していた

「はぁ〜仮面は外させてもらうぞ」


仮面を外した顔を見た俺と夏は驚いた

「「お···女の子?」」

(なんてことだ俺はこんな可愛い女の子を拘束して縄で締め上げるなんて)

後悔している俺をよそに夏が謎の美少女追跡者に事情を聞いた

「どうしてあなたは私たちをつけてたの?」

「···あなた達を監視するように騎士団長に命令されたの」

「あなたは何者なの?」

「私はリスト王国騎士団 隠密諜報隊のミサラと申します」

(命令したのはあの目付きの悪いあの騎士か、それなら···)

「なぁあんたはこれからも俺たちの監視を続けるのか?」

「えぇ見つかってしまった以上ご迷惑にならない範囲で監視しようと思っています」

「それなら監視は俺たちと行動しても何も問題ないと思うんだよな」

「···はい?」

そうこの子を引き込むことでリスト王国で得られる情報をこちらにも流してもらおうとゆうことだ

「あ!ひとつ君に聞きたいことがあるんだ」

「私は君ではなくミサラです。なんですか?」

「冒険者ギルドって···どこにあんの?」


・・・・・

ミサラの案内で冒険者ギルドに無事着くことができ受付で登録していた···はずだった···

何故か闘技場に立っていた。

それは遡ること数分前···


ガヤガヤと賑わう冒険者ギルドの前にミサラの案内によってようやくたどり着いた

「やっぱテンション上がるなー!!」

ワクワクとレトロな扉を開ける

「ようこそ王都冒険者ギルドへ!」

ギルドの中に入るとものすごい数の人がいた。


受付の前に立つと受付嬢に案内された

「今日はどういったご要件でしょうか?」

「冒険者登録したいんだ。俺たち3人分」

「登録ですね。わかりましたそれではこの宝珠に手をかざしてください」

そして俺たち3人は宝珠に手をかざした


白石 水城 職業『創造魔道士/勇者』Lv3

STR:410 AGI:402 VIT:501 MP∞

魔法:創造魔法 火魔法 水魔法 土魔法 風魔法

光魔法 闇魔法 神聖魔法 強化魔法 極大魔法

結界魔法 星魔法 神代魔法 占術魔法 時空間魔法

断罪魔法 転生魔法 操作魔法 魅了魔法 隠蔽魔法

スキル:『限界突破 聖剣創造 念話 徒手格闘』


篠宮 夏 職業『聖女』Lv6

STR:149 AGI:193 VIT:311 MP:443

魔法:水魔法 光魔法 神聖魔法

スキル:『天使の聖風』


ミサラ=フロレス 職業『暗殺者』Lv29

STR:200 AGI:400 VIT:149 MP:293

魔法:闇魔法 強化魔法 隠蔽魔法

スキル:『隠者の衣』


(なるほどミサラは俺と同じ隠蔽魔法を持っているのかそしてスキルの方も諜報員として申し分ないわけだ。···なんか周りが静かになったような···)

俺は周りを見ると他の冒険者、受付嬢、ミサラまでもが絶句していた···

(あっ···やべステータス隠蔽するの忘れてた···)

「団長から聞いてはいましたがほんとに規格外ですねこれでレベル3では···自信がなくなります」

「俺がここに来た時レベルは2だったんだミサラを捕まえた時の経験値が入ったらしいな」

受付嬢は俺たちのステータスを再確認し驚いた

「白石様と篠宮様はあの伝説の勇者様と聖女さまなのですか?!ですが白石様は創造魔道士もありますどうゆうことですか?スキルも4つ···」


肩を叩かれた受付嬢は話を止めその巨漢の男の方を向いた

「ギ··ギルマス!」

「帰ってきたらあの騒がしいギルドが静かだったんでな見に来たんだよ」


(この人がギルドマスターか、なるほど強いなこいつの持つ魔力は他の奴とはレベルが違う···だがやはり相手のステータスを見れた方がいいな)

「そうだな勇者をFランクにするのもギルドの沽券に関わる···おい小僧俺に勝てたらSランクまで一気に上げてやるよ魔力と希少魔法だけでもSランク相当だが実力が見合っているかは別問題だからな」

「いいぜ受けてやるよ」


(とゆうことでギルマスと戦うことになったんだが始まる前にステータスを上げさせてもらおう)

俺は創造魔法でまず鑑定を創り出しギルマスのステータスを確認した。


ナイク=ミラー 職業『剣聖』Lv99

STR:3200 AGI:2436 VIT:3420 MP:1500

魔法:火魔法 土魔法 強化魔法 極大魔法

スキル『剣聖の舞』

(すごい···ここまでのステータスか、さすがはギルドマスター···なら俺も)

「異世界持込みの裏技を見せてやるぜ!」

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