Episode10
魔法使いらしき女性と
むしろ、ソロの方が好きにできるから逆にパーティーに加入することが僕にとって
「レイナ、確かにコイツは新人だ。俺達と比べれば足手纏いになる事は確実だ。けど、最初からベテランってやつはいねぇ。誰かが指導してやる必要があるとは思わないか?お前だって最初は、先輩に教えられたんじゃないのか?」
そう言って、魔法使いらしき女性にバットは話かけた。
なるほど、彼女はレイナと言う名前か…覚えておこう。
『マスター、レイナ様の胸をガン見しながら言うセリフじゃないですよ』
「それにミラ、戦闘時の連携なんてモンはそれこそ戦闘中でないと確認できねぇだろ。最初は、フィクシアの近くで確認すればいいじゃねぇか。それなら安心安全で確実ってことだろ?」
こんどは、
なるほど、ミラって名前なんだな。
『だからマスター、女性の胸をガン見しながら言わないでください』
「わかったわ。バットの言う通り新人が最初から何でもできるわけじゃないものね。私だって新人の頃は色々教えられたしね。」
「そうだよね。連携なんて戦闘中じゃないとわかんないか。口で言われてもすぐに出来るとは思えないもん。」
「よっしゃ、二人も納得したことだしこれでお前も俺達のパーティー『神風』の一員だな。
ッとそういや、お前の名前を聞いてなかったな。」( ≧∀≦)ノ
なんだかいつの間にか、リア充三人組のパーティーに加入する流れになってるみたいだけど、僕は了承した覚えはないんだけど……
「えぇと、盛り上がっているところ申し訳ないんですけど、僕加入するなんて一言も言ってないですよね?」
「ン?そういや、聞いてないな。けど、もう決まった事だし一緒に行こうゼ!」
「えっ!?決定事項なんですか?」( ・д・)
「オゥ、決定事項だ!!」( ´∀` )b
「えっと……おことわ「お
有無を言わさずパーティーに加入することになってしまった( >Д<;)
もしかして、さっきの仕返しか?
「さて、それじゃ伝説の錬金術師の研究所に行くんだけど、フィクシアから距離があるからまずは食糧の買い出しと武具の整備、それから…」
「レイナ、ポーションとかの補助アイテムの買い出しもあるよ。いくらこの子の治癒魔法が使えるって言っても魔力が無くなれば終わりなんだから。それに、バットみたいに殴られたくないってのもあるし…」
レイナさんとミラさんがこれからの予定を話している。なんだろう、美女二人が話しているのを見てるとなんだか癒される気がする~(*^-^*)
「あとは、
いや、バットを見るとテンションが下がる( ´Д`)
「あの~、研究所までの足ですが、二通りの方法があります。
一つは、あっという間に到着する方法。もう一つは普通より半分の時間で到着する方法です。どちらの方法にしますか?」
僕の提案に三人は、キョトンとした顔(゜.゜)をして数秒後、ものすごい勢いで僕に詰め寄った。
「「「どういうこと!!」」」
「えっと、あっという間に到着する方法は、転移魔法で移動する方法です。普通より半分の時間で到着する方法は、ゴーレム馬車に乗って移動する方法です。」((( ;゚Д゚)))
「ちょ、転移魔法って
「ええ、まぁ……」(^^;)
ちょ、レイナさん、すっげー目が血走っててめちゃくちゃ怖いんですけど……((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
「ねぇねぇ、キミキミ、ゴーレム馬車ってどんなやつ?スッゴク大きいゴーレムが引っ張るの?それともゴーレムの馬が箱車を引っ張るの?ねぇねぇ、どっち?」o(^-^o)(o^-^)o
ミラさん、ゴーレム馬車にめちゃめちゃ食い付いたなぁ。そんなに珍しいのかな?
『マスター、ゴーレム馬車と言うものはこの世界には存在しません』
あ、そうなんだ…
「なぁ、もしかしてお前、研究所の場所を知っているのか?」
バットの話はどうでもいい。
「えっと、ミラさんでしたっけ?とりあえず、実物を見てみますか?」
「おぉ、見てみたい!!どんなものなのかな~♪」
というわけで、僕と『神風』の三人はフィクシアの外に移動することにした。もちろん、ジークさんにお金はお返ししましたよ。
…そして何故か、そこにミリアさんもいたのには驚いたけどね。
『マスター、
AIさん、そんなものはこれから創るに決まっているでしょうが。
「アイテム
僕の目の前に真っ赤な○産ノート AUTECH CROSSOVERが出てくる。もちろん、異世界仕様に燃料は魔力である。
更にチートの力を使って、メンテナンスフリーを実現。
壊れる事がないし防汚機能搭載でいつもピカピカ。
荒地も
そして、超高性能ナビゲーション機能『AIさん』を搭載。気分はまさに『ナ○トライダー』
「「「「な、なんじゃコリャー!!」」」」
ミリアさんと『神風』の三人はネコとネズミのアメリカアニメよろしく目が飛び出し顎が地面に付くぐらい下がり驚いていた。
「な、な、なんですかこれは!?タケルさん、こんなもの見たことないですよ。さっき言ってたゴーレム馬車と言うものですか?」
「あっ、ミリアさんついて来たんですね。まぁ、そうです。」
「はぁ、お前、すっげーモン持ってんだな~。」
うん、ありがとバット。
「ねぇねぇ、キミ、こんなすごいものにみんなで乗って移動出来るの?」
「もちろんですミラさん。外が暑かろうが寒かろうが乗ってしまえば快適ですよ。」
「ホント?乗合馬車みたいに人に気を使って小さくなって乗らなくてもすむ?あと、お尻が痛くならない?」
「レイナさん、十分なスペースを確保できますよ。多少の揺れはあるでしょうが痛くなるほどではないですよ。」
「あの~、タケルさん?私も乗ってみた「ミリア、貴女は仕事があるでしょう?」…はい、お仕事に戻ります。」
ミリアさんの話に被せて来たのは、エレナさんでした。
「少年、いやタケル君だったな。ミリアの代わりと言ってはなんだか、私も付いて行く事にした。何、心配しなくても大丈夫だ。ミリアと違って私は戦闘も出来るからな。」
こうしてエレナさんの参加が、確定しました。
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