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  • 恥ずかしながらこのベタな設定を使って小説を書いている者なので、いつから抗争してるんだろう…狼は吸血鬼の眷族のはずなのになぁ、と思っていた一人です。
    文献では確か、『吸血鬼の事典』(マシュー•ベンソン)だったはずですが、ジプシー(ロマ)の伝承で、狼が吸血鬼を敵視しているというような一文があるのをようやく見つけた程度で、大抵の設定?では両者は仲良しみたいですよね…
    こういう伝言ゲームみたいな形で新たな設定が生まれるものなんでしょうね…。

    作者からの返信

    吸血鬼作ものは、世間一般に流布される「ベタな設定」を使ってなんぼのところがあるネタですので! どっちが正しいというわけではありませんので、「狼は吸血鬼の眷属」設定は魅力的な設定だと思います。あと、ひとつ魅力的な設定が流行ると、その後の作品に採用されて「その設定が主流になる」現象が起きます。「抗争ネタ」は吉村様もお調べになった『吸血鬼の事典』の一文のこそまえからありましたが、あきらかに『アンダーワールド』以後で「その設定にする作品が増えている」ため、間違いなく『アンダーワールド』の産みだした「設定」だと結論しています。余談ですが「吸血鬼に三回咬まれたら吸血鬼になる」という設定は、抗争ネタほど大はやりした訳ではありませんが、『ドラキュラ 都へ行く』(1979年)の映画以降、作品に採用されるようになった設定で、本当に、映画の影響は大きい……

  •  僕は吸血鬼は「蒼き影のリリス」。
     人狼は「ウルフガイ」で知りました。
     そしてその二つが同時に出てきた作品を観たのは、海外ドラマ「ウルトラナチュラル」のアナザー作品の「オリジナルズ」、ですね。

     色々な創作物で、この二つが見られる事が多いのは、この二つが出てくる伝承の「設定」が、かなり優れたモノだったからなのでしょうね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    民間伝承については、地域差があるものなので、いろんな「設定」が錯綜してまして、それが吸血鬼と人狼を「わかりにくくしている」原因だと思われます。
    しかも、民間伝承に依拠しない、ロマン派の小説が18世紀頃に吸血鬼・人狼を超自然の存在として登場させ、それが貴族に設定されたりすることが多かったので、いまとなってはもう、なにがなにやら……いろんな顔を持つ存在になりました。

    現在もたぶんそうなのですが、アメリカでは人狼や吸血鬼、魔女が普通に暮らしつつ、社会の暗部では闘争したり同盟を結んだり、個人間では恋愛したり……といった作品がドラマ・小説で多数展開しています。その先駆けはアン・ライスの「魔女の刻」シリーズで(メイフェア家の魔女にインタビュー・ウィズ・ヴァンパイアの吸血鬼たちがクロスオーバーし、さらには彼らを観測する組織が暗躍する物語)これには人狼はたしか出てこなかったのですが、2000年代に入って闘争・種族の愛憎を主題にした作品群が花開いた……という印象です。

    これからも分かる範囲で、吸血鬼の設定について探求していきたいと思ってます。

  • 初めまして、斑猫です。
     確かに吸血鬼vs人狼は少し気になってました。いつの頃からか、ウェブ小説の中ではこの2種族は相争う感じになってますからね。
     吸血鬼と人狼の関係性って「怪物○女」辺りかなと思ったんですが、この漫画の連載開始が2005年ですので、やはり2003年の映画の影響があるのかもしれないと思いました。

    作者からの返信

    お読みいただきましてありがとうございます!
    吸血鬼と狼男(人狼)は、藤子不二雄氏の『怪物くん』などが良い例なんですが、以前は「抗争」なんかしてなかったんですよね。
    それがある時期から一気に塗り変わったんで……
    もしかすると見落としがあるかもしれませんが、『アンダーワールド』は世界公開した映画なので、影響力は大きかったものと思われます。