第5話
「おっはよ〜。今日花遅いじゃん。なんかあった?」
「ほんとね、花はいつももう少し早いわね。今日は私たちがいつもより早かったのかしら。」
そう話しかけてきたのは、同じクラスの舞としのぶ。この二人は遅刻の常連組だから、二人がいるから今日は遅刻かなとか思ったり。
「おはよう。舞、しのぶ今日寝坊しちゃって。二人がいるから遅刻かな」
なんて笑いながらいうと、
「ひどいな〜。いま何時?」
「いまは、8時15分よ。このままいけば遅刻ね。花、大丈夫なの。生徒会の人が遅刻すると先生うるさいわよ」
「15分か、走れば間に合うし。バイバイ、遅刻すんなよ」
私は、無情にも舞としのぶをおいて走って行った。
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