第13話 二度目の引っ越し先は、まさかの・・
フェイと、新たに参加したルームメイトとも合わず、憔悴しきっていた頃。
みかねた剣道仲間が、引っ越し先を紹介してくれました。ホント、現地にいる時は、この道場なくては私は暮らしていけなかったと、心から思います。
A道場の女性剣士で、家を持っている人がおり、部屋が空いているとのこと。立派なタウンハウスで、4LDKのガレージ付きのお宅です。
ちなみに、彼女のお父さんは、日本からその身一つで渡米した大工さんで。
その技術力によってアメリカンドリームを掴んだ人なのだそう。夢がありますねえ。
ちなみに、アメリカで細かい作業を要求される系統の職種では、日本人は結構人気です。ヘアサロンとかでも、日本人美容師は人気があるそうです。
その家はお父さんがA大に通う彼女のために買い与えた家だそうですが、彼女自身は、A大卒後、遠くの大学の医学部に通っていて。もう今は住んでないので、人に貸しているということでした。
住人も、剣道仲間のお墨付きのいい人ということなので、縋る気持ちでその部屋への引っ越しを決めました。
ですが。
ここまで読んでお気づきでしょう。私のアメリカライフがそんなにスムーズにいくわけは無いのです!
事件は再び起きるのです……!
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