第3話 A大学へ留学する

 私が留学したのは、アメリカの、とある素敵スポットにある某有名大学。

 とりあえずここは、A大学としておきましょう。


 私が日本で通っていた大学は、一流校ではなかったので、「交換留学」ではなく、あくまで、「大学が留学費用を払ってくれる留学制度」でした。


 なので、A大学への留学、と校内では銘打たれているのですが。

 実際は、A大学の付属語学学校への留学だったのです。


 その辺りをよくわかってなかった横海は、留学先へついてからの手続きで、

「Exchange student(提携大学から派遣されてくる交換留学生)」と「Scholarship student(奨学金を得てやってくる単なる留学生)」の違いがわかってなくて、入学手続き中、だいぶ頓珍漢な発言を繰り出していました。今思い出すと恥ずかしすぎる。


 なお、ここの語学学校の手続きは、学校の施設内に、選挙の投票のような感じで並ばされ、順々に書類を手渡したり、書類にサインしたりという作業を、全て英語でやり取りする、というもの。


 この時点では、そこまで英語ができるわけではなかったので、手続きには超苦戦しました。ええ。


 初級レベルの留学者(ほぼ英語話せない)は、一体どうしていたのだろう……と今になって思います。

(横海は、英語で日常会話がそれなりにできるレベル=中級に毛が生えたレベルでした)


 手続きを終え、ようやく留学ライフ開始!


 ……とここまではよかったのですが。問題が勃発したのでした。





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