2021年12月13日 19:54 編集済
第3話への応援コメント
企画参加ありがとうございます。ただの感想と、批評とどちらがよろしいでしょうか?追記感想:読みにくい。批評:プロフィールに「大概の人が楽しんでくれるような、面白いものを書いているという自信はあります。」とありました。つまりシンタシカ様はこの文章を、読ませる気がある。という前提で書きます。まず第一に、大概の人は読みません。 なぜか。読む理由がないからです。この文章の悪いところはまず圧倒的な読みにくさです。全般:段落分けを一括字下げしたせいで見にくい。第0話 まず語り口調が読みにくい。地の文、背景描写、内面描写が、ひとつながりすぎます。 書き口調も、散文的な詩のような書き方をしすぎているせいで、導入から感覚的な理解を強いられます。 「大きな十字路の一角にあるファミリーレストランを横目に、『長いに過ぎる』歩行者信号に『横着を決め込み』、自転車で横断歩道橋を駆けあがる。」まず謎です。横断歩道橋があるところには横断歩道は存在しません。なのに歩行者信号が出てくる。『長いに過ぎる』や『横着を決め込み』敢えて仰々しい言い回しをしているのかもしれませんが、読みにくさを上げます。 大雨が降っているのに、自転車に乗って帰りあまつさえ歩道橋に自電車で駆け上がるというのはリアリティにかけます。「歩道橋の道半ば、僕からして右手側にある『転落防止柵』、その『防護柵』の隙間から、手が生えていたのである。 肘から先——つまりは前腕直感するに、おそらく人体であろう一部が、本来空間が開けているはずの防護柵の隙間から、極めて正しく生えていた。」先に『防止柵』と書いた直後に『防護柵』、表記ゆれが目立ちます。こういう所は統一を心がけてください。「歩道橋の半ば、右手の防護柵の隙間から、人の前腕と思しきものが生えていた。」 これだけで済む地の文を、あえて文章力をアピールするかのような方法で書く理由がわかりません。 感情表現を過剰に書くのは理解ができますが、状況描写を重ねて書いても意味はありません。わかりにくくなるだけです。「動揺や恐怖は勿論あった、しかし、本能から生じた危険信号を突っぱねるだけの高揚があったのもまた本当だった。 その高揚の正体は憧れだ。 映画やドラマ、アニメのような、そう、非日常。 非日常への憧れが、今、唐突に芽を出した。 手の平が針で突かれたような感覚を連れて、汗を噴き出してくる。 夏の雨粒とは決定的に異なる冷たい汗。 手の平がどこまでも焦燥を訴える。 すぐに手を伸ばせと、僕の心臓を煽り立てる。 雨音だって消えてしまうほど、手を伸ばしたその先の果てのない夢想を喜遊する。 気づけば僕は、現実から置いていかれていたのだろう。 だって、その手に引かれて死んでしまうことすら、仕方がないと片がついてしまうようになっていたのだから。やがて僕は手を伸ばす。生えた手と握手をする形。 大いなる期待を胸に、少しの愁いが雨粒と共に手から零れて、そして濡れてしまった。」長いわりに、心理描写が少なく、ゴテゴテと書かれただけの意味のない文章です。 手の平の汗の話を4行も書いても、何の心理描写にもなりません。突き詰めればこの文章の中で書かれていることは、「得体のしれないものへの恐怖より、非日常への好奇心の方が勝り、未知の手にふらふらと手を伸ばして掴んだ」という事を、10倍以上の文字数で書いただけです。そして、特にカタルシスも、手をつかんだ後の展開もなくどうなったのかすらわからず1話は終わります。(ちなみに最初から突っ込むべきか悩んでいましたが、傘を忘れているのに自転車で帰ろうとしているような主人公が、雨に濡れることを感傷的にとらえている描写は謎です。) 色々書きましたが、これだけだったらまだいいです。1話、プロローグをこういう形式で書く文章はたくさん存在します。ただ、そういった文章は2話目からきちんと、状況描写などを始めます。1話目で高めた熱量を、維持しつつ物語にのめり込ませるという手法です。 ここでこの作品の大問題です。2話目以降も、抽象的なポエムが延々と続きます。世界観の説明も、どうなったのかの解説もなく延々続きます。1話を耐え忍んだ優しい読者もこれでノックアウトです。 そこからさらに3話もポエムです。もはや誰も読まないでしょう。 つまり総評すると、この作品は現時点では読者を全く想定していません。読まれる という観点が欠けています。 ただただ自分の中にあるものを、書き並べただけです。これはただの自己満足の産物です。 まずは、読まれることを想定してください。文章力や、表現、知識なんてどうでもいいです。読者にしっかりと自分の世界を理解してもらわなければならないわけです。 その読者というのは別にシンタシカ様の文章を絶対に読まなければならない人ではありません。面白くなければ、すぐにほかの作品を見に行ってしまうぐらいの興味関心の人を、引き込んで読んでいただかなければならないのです。どうやったらそれができるか。どうやって他人を魅了するか。考えながらもう一度自分の書いたもの、書きたいものを読み返されることをお勧めします。的外れだ とか ムカつく と思うのでしたら結構です。このコメントを削除されて、今まで通りの書き方を続けられるのも全然かまわないと思います。なにを選ぶのもシンタシカ様の自由です。執筆の糧になれば幸いです。では。
作者からの返信
読んでいただきありがとうございます。十神さんがよろしければ、その両方のコメントをお願いしたいです。
編集済
第3話への応援コメント
企画参加ありがとうございます。
ただの感想と、批評とどちらがよろしいでしょうか?
追記
感想:読みにくい。
批評:プロフィールに「大概の人が楽しんでくれるような、面白いものを書いているという自信はあります。」
とありました。つまりシンタシカ様はこの文章を、読ませる気がある。という前提で書きます。
まず第一に、大概の人は読みません。
なぜか。読む理由がないからです。
この文章の悪いところはまず圧倒的な読みにくさです。
全般:段落分けを一括字下げしたせいで見にくい。
第0話 まず語り口調が読みにくい。地の文、背景描写、内面描写が、ひとつながりすぎます。
書き口調も、散文的な詩のような書き方をしすぎているせいで、導入から感覚的な理解を強いられます。
「大きな十字路の一角にあるファミリーレストランを横目に、『長いに過ぎる』歩行者信号に『横着を決め込み』、自転車で横断歩道橋を駆けあがる。」
まず謎です。横断歩道橋があるところには横断歩道は存在しません。なのに歩行者信号が出てくる。
『長いに過ぎる』や『横着を決め込み』
敢えて仰々しい言い回しをしているのかもしれませんが、
読みにくさを上げます。
大雨が降っているのに、自転車に乗って帰りあまつさえ歩道橋に自電車で駆け上がるというのはリアリティにかけます。
「歩道橋の道半ば、僕からして右手側にある『転落防止柵』、その『防護柵』の隙間から、手が生えていたのである。
肘から先——つまりは前腕
直感するに、おそらく人体であろう一部が、本来空間が開けているはずの防護柵の隙間から、極めて正しく生えていた。
」
先に『防止柵』と書いた直後に『防護柵』、表記ゆれが目立ちます。こういう所は統一を心がけてください。
「歩道橋の半ば、右手の防護柵の隙間から、人の前腕と思しきものが生えていた。」
これだけで済む地の文を、あえて文章力をアピールするかのような方法で書く理由がわかりません。
感情表現を過剰に書くのは理解ができますが、状況描写を重ねて書いても意味はありません。わかりにくくなるだけです。
「動揺や恐怖は勿論あった、しかし、本能から生じた危険信号を突っぱねるだけの高揚があったのもまた本当だった。
その高揚の正体は憧れだ。
映画やドラマ、アニメのような、そう、非日常。
非日常への憧れが、今、唐突に芽を出した。
手の平が針で突かれたような感覚を連れて、汗を噴き出してくる。
夏の雨粒とは決定的に異なる冷たい汗。
手の平がどこまでも焦燥を訴える。
すぐに手を伸ばせと、僕の心臓を煽り立てる。
雨音だって消えてしまうほど、手を伸ばしたその先の果てのない夢想を喜遊する。
気づけば僕は、現実から置いていかれていたのだろう。
だって、その手に引かれて死んでしまうことすら、仕方がないと片がついてしまうようになっていたのだから。
やがて僕は手を伸ばす。生えた手と握手をする形。
大いなる期待を胸に、少しの愁いが雨粒と共に手から零れて、そして濡れてしまった。」
長いわりに、心理描写が少なく、ゴテゴテと書かれただけの意味のない文章です。
手の平の汗の話を4行も書いても、何の心理描写にもなりません。突き詰めればこの文章の中で書かれていることは、
「得体のしれないものへの恐怖より、非日常への好奇心の方が勝り、未知の手にふらふらと手を伸ばして掴んだ」
という事を、10倍以上の文字数で書いただけです。
そして、特にカタルシスも、手をつかんだ後の展開もなくどうなったのかすらわからず1話は終わります。
(ちなみに最初から突っ込むべきか悩んでいましたが、傘を忘れているのに自転車で帰ろうとしているような主人公が、雨に濡れることを感傷的にとらえている描写は謎です。)
色々書きましたが、これだけだったらまだいいです。
1話、プロローグをこういう形式で書く文章はたくさん存在します。
ただ、そういった文章は2話目からきちんと、状況描写などを始めます。1話目で高めた熱量を、維持しつつ物語にのめり込ませるという手法です。
ここでこの作品の大問題です。
2話目以降も、抽象的なポエムが延々と続きます。
世界観の説明も、どうなったのかの解説もなく延々続きます。
1話を耐え忍んだ優しい読者もこれでノックアウトです。
そこからさらに3話もポエムです。もはや誰も読まないでしょう。
つまり総評すると、この作品は現時点では読者を全く想定していません。読まれる という観点が欠けています。
ただただ自分の中にあるものを、書き並べただけです。
これはただの自己満足の産物です。
まずは、読まれることを想定してください。
文章力や、表現、知識なんてどうでもいいです。読者にしっかりと自分の世界を理解してもらわなければならないわけです。
その読者というのは別にシンタシカ様の文章を絶対に読まなければならない人ではありません。面白くなければ、すぐにほかの作品を見に行ってしまうぐらいの興味関心の人を、引き込んで読んでいただかなければならないのです。
どうやったらそれができるか。どうやって他人を魅了するか。
考えながらもう一度自分の書いたもの、書きたいものを読み返されることをお勧めします。
的外れだ とか ムカつく と思うのでしたら結構です。
このコメントを削除されて、今まで通りの書き方を続けられるのも全然かまわないと思います。
なにを選ぶのもシンタシカ様の自由です。
執筆の糧になれば幸いです。
では。
作者からの返信
読んでいただきありがとうございます。
十神さんがよろしければ、その両方のコメントをお願いしたいです。