明けない夜はないのだろうか
ムロショウ
第1話 存在感無さすぎだろ!!
根暗なせいか、見た目に特徴がないからか、無地の服を着ているからか無視されているのか原因はわからないが僕は昔から存在感がない。
一緒に遊びに行った友達とご飯を食べいる最中に「おまえ、いたんや」と驚かれたこともある。
最近だと、イオンモールで買い物した後、駐輪場の出口で精算機に駐車券を差し込んでも吸い込まれていかなかった。後ろには金髪で気が強そうなおばさんが待っている。焦った僕は何度も精算機に駐車券を押し込むがそれでも吸い込んでいかない。
これ以上おばさんを待たせると怒られそうだから譲るために後ろに下がると精算機の電源が入った。もしかしてと思い駐車券を入れると無事、精算を済ますことができた。
どうやら、僕の存在感が無いせいで精算機のセンサーが反応しなかったようだ。
そんなに存在感がないのかと気になったので友達に聞いた。
「えっ・・・・・・なんて?」
やはり俺は存在感がないようだ。
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