神殺しの転生魔王

三色団子

第1話 ぽっくり

私は、ごくごく普通の女子高生だ。

私の名前は相川のぞみ

波風立たず、平凡で、平和で、何事にも巻き込まれず、そんな普通の人生を歩んでいる真っ最中だ。

でも、そんな普通は長くは続かなかった…


「じゃあね、また明日」

「うん、バイバイ」


この子の名前は永崎加奈子ながさきかなこ

いつも一緒に帰るぐらい仲のいい友人だ。しかし、家の方向が違うからいつもこの交差点で別れる。


「さて、明日は休みだし何をしようかな~」


明日は祝日だから何をしよう、友達と買い物に出掛けたり、最近流行りのスイーツ巡りをしてみたり。

そんな妄想を広げ私は、ウキウキ気分で家の方面へと向かう…はずだった。


不運にも信号待ちをしている私めがけてトラックが突っ込んできた、当然私は即死に決まっている。


あぁ、哀れな私。神様、来世では天寿を全うできるまで生きさせて欲しいです。

そんな下らない事を考えながらも意識は薄…れ…て………く……………。




そして気がつけば私は、ものすごくデカイ男の人(?)に持ち上げられていた…





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