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「君の不幸の上に立ちたいわけじゃない」を読んでここにきた者です。
先の小説で、あまりにもリアルな心情、繊細な描写に惚れ惚れしてしまってここに来ました。
普段は短編しか読まないのですが、この小説は食い入るように読んでしまいました。
後半はスクロールする手が止まりませんでした。素晴らしいです。
水野さんのずるいところ、岡野くんの純粋なところ、そして桐生くんの狡猾なところ。
それぞれ、だれにでもあるものだと思います。
3人それぞれの思いが入り混じって、その結末は決して明るいものではありませんでしたが、とても綺麗な物語でした。
途中から涙が出そうになりました。
素晴らしいです。
本当に、素晴らしい。
素晴らしさに、胸がギュッと締め付けられる思いです。
作者からの返信
素敵なコメントをくださり本当にありがとうございます。
こちらの作品も読みに来ていただけて光栄です。物語を書く者としてこの上なく嬉しいお言葉の数々に、こちらが涙が出てしまいそうになりました。
キャラクターそれぞれの性格にも注目してくださりありがとうございます。綺麗な物語と言っていただけるとは…。もう言葉が出ないほど嬉しいです。
切なく暗めな内容で、ハッピーエンドと言えるのかどうか曖昧な結末。それもかかわらず素晴らしいと何度も言っていただけて胸がいっぱいです。
何度も読み返してしまうくらい嬉しいコメントです。本当にありがとうございました。
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悪意なんてどこにもないのに、人と人のつながりは悲しみを生む。
過去を振り返り、些細な出来事が大きな岐路だったことに気付く。
そんな理解ができるのは、普遍的な日常に染まりきっているからなのかもしれません。
あの時輝いていた桐生君。
日常に溶け込んだ桐生君。
同じ二人なのに、世界に対する影響力の描写がとても印象に残りました。
今だからこそ、今の立場だからこそ気付くことも。
どんなに時が経っても変わらない想いも。
自分自身に照らし合わせ、思いを馳せるきっかけになりました。
良い物語でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
些細な出来事が分岐点になることってありますね。そして大抵は現在進行形の時には気付かず、過去となった時にようやく理解するのだと思います。
「同じ二人なのに、世界に対する影響力の描写がとても印象に残りました。」とのお言葉ありがとうございます。
学校がすべてだった頃と、世界全体が舞台となった場合とでは人間の存在感は大きく変わっていくと思っています。だからこそ見えなかったものが見え始めたり、あの頃は感じていた輝きが薄れたりするのかもしれません。
読んでくださり、そして素敵なコメントもくださり本当にありがとうございました。
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リアルで切ない大人の恋愛物語、とても引き込まれました。
過去と現在の対比、読者の予想を裏切る構成等、素晴らしい作品だと思います。
私は女性ですので主人公にスッと感情移入できて、彼女のズルさや弱さ、いろんな想いに共感できました。初恋を引きずりながらもちゃっかり幸福な人生を歩んでいるところも、憎めないですね。
反面、桐生くんに感情移入して読むと、非常にツライものがありますね…。この遣る瀬なさもまたリアルで良いと思います。
作者からの返信
読んでくださり本当にありがとうございました。
意外な展開を盛り込もう!と思っていたので嬉しいです。
感情移入できたと言っていただけて幸いです。
でも主人公をもし桐生くんにしたらただただ辛い話になってしまいますよね…。
この度は本当にありがとうございました。
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はじめまして。素晴らしいお話でした。今もこの物語の余韻に浸っています。
好きな人と近づく為に好きな人の友達と仲良くなる心理が私も似たような所があるので共感してしました。こういう些細な描写が本当にリアルで気がつくと夢中でページをめくっていました。
岡野くんは水野さんにフラれると思っていたんですよね。本当は水野さんも岡野くんのことが好きだったのに…そんな気持ちのまま逝ってしまったのだと思うととても切ない気持ちになりますが、それでもラストは救いがある感じで読後感もとても良かったです。
こんな素晴らしいお話に対してうまく感想が書けない自分が恥ずかしくなりますが、本当に読んでよかったと思える印象深いお話でした。
素敵な物語をありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
余韻に浸っていると言っていただけて正直物凄く驚いています。勿体無いほどのお言葉ばかりで胸がいっぱいです。
文字数が限られる中、リアルな心情をどう書くか悩みに悩んでいた作品だったので、本当に嬉しいです。
読んでくださっただけでも嬉しいのですが、長文のコメントまでいただけて恐縮です。
本当にありがとうございました。
編集済
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自分から二人の男性に近づき、片方を利用してもう片方にアプローチしていたつもりが、どちらからも思いを寄せられてしまい、一週間の短い付き合いで、片方は子供の憧れに過ぎず、他方は初恋、と自覚。罪な女性ですね。
ずっと好意を向けられて絆されて本気になってしまった桐生君、親友はきっと振られるだろう、水野が好きなのは自分だろう、と考えていたであろう彼に、ついつい深く同情してしまいます。
親友と一週間だけ付き合って、その親友は亡くなってしまって。彼女を諦めきれずに、何年も引き摺ったのではないかと。
別れの際に、左手を敢えて顔の横で振ったのは、桐生君に、指輪をきちんと見てもらって、きっぱり諦めてもらうため?
桐生君が幸せになれますように。
岡野君は、きっと、水野さんと桐生君が「両片想い」であることに薄々気付いていて、それでも、割って入ろうとしていたのではないかと。熱烈に恋する男としては、自分が好きな女性のことを、他の男も好きになってしまっていると思い込んで不安になるのでは。桐生君の方が、岡野君よりもイケメンで、もてまくっていたのを目の前でずっと見てきたはずですし。
そう考えると、桐生君に相談することで、彼が水野さんに告白しないように、水野さんの想いを受け入れにくくなるように縛っていた岡野君、告白を断ろうとした水野さんに「一週間だけ」と粘る一方で、桐生君には、そうした事情は一切告げずに単純に「OKだった」と告げて、桐生君に水野さんを諦めさせようとして、主観的には、「一週間で自分を振ろうとした水野さんの言葉を無理矢理遮り、隙を突いて唇を強引に奪った」岡野君は、とても狡い行動をとり続けている罪悪感や、それでも年明けには振られてしまうであろうことに悩んでいたのではないか、そうした悩みに没頭するあまり、事故の時、車に気付いて逃げることができなかったのではないか、などと、ついつい妄想してしまいました。
作者からの返信
長文でのコメント、本当にありがとうございます。コメントをいただけるだけでもありがたいのですが、ここまで細かく考察いただけるとは恐縮です。
たしかに主人公は客観的に見れば罪深いですよね…。恋愛は人間の狡猾な面が1番滲み出る瞬間だと思っていますので、より複雑化するんですよね…。
腕時計を見たり、左手で手を振ったのは指輪があることを示すためでした。気づいていただけて嬉しいです。
例え初恋が心の奥で引っかかっていたとしても、自分は前に進んでいること、桐生くんに前に進んでもらいたいことを示すために、主人公はそのような行動をとったのかもしれません。(解釈は読者様にお任せしていますので断定を避けるような言い方をしています(ーー;)
ご指摘の通り岡野くん含め、全員どこかでずるい、反則のような行動をしていますね。岡野くんを利用して近付いた主人公、相手が断れないような言い方で告白をした岡野くん、親友の恋愛を祝福せず、心の中で不幸を願っていた桐生くん。
個人的には、それこそが恋愛の醍醐味だと思っています。恋愛においてフェアプレーが行われることなんてほば皆無では?と自分は考えています。少し捻くれ過ぎかもしれませんが…笑
色んな点で考察していただけて本当に嬉しいです。
ついつい自分も長文になってしまいました。
最後まで読んでくださり、さらにはご意見もくださり本当にありがとうございました。
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はじめまして。
「年末は帰らないようにしていた」など、水野さんの台詞の端々から、まだ胸中で初恋との折り合いが付いていないことがわかって切ないです。人生が進んで行っても、気持ちまでは割り切れないし、どうしても柔軟になれない、ずっと執着したい感情ってありますよね。
意外なオチも面白いですが、それ以上に登場人物たちの感情の複雑さがリアルで素晴らしかったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
セリフから人物の心境をいかに表現するか、ということに注意していたので嬉しいお言葉です。
初恋って不思議なくらいに記憶に残ってしまうものですよね…
こちらの作品はどんでん返しを売りにしていたのですが、それ以上に感情のリアルさを評価していただけて驚いています。
最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございました。
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これは…切ないですね。構成も、とてもうまいなあ、と思いました。予測できない展開で、最後に、主人公がちゃんと幸せになっているところがわかるところで、救われた気持ちになりつつも、岡野くんの不憫さが浮き彫りになる。切ない初恋の思い出が、リアルな感情とともに映し出される、素敵で、だけど哀しい完成度の高い物語だなあと思いました。☆入れさせていただきます!
作者からの返信
最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。
個人的に初恋=切ないものというイメージがあり、それをどうにか創作できないかと書き始めた作品だったので飛び上がるほど嬉しいお言葉です。
ご丁寧なコメント、ありがとうございました!
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シリアスで救いがない一方、すべてを理解しすべてが終わったことによるある種のカタルシスを得られるという複雑な作品でした。面白かったです。
すっごい嫌な考え方ですけど、「ふざけんな」「あんたのせいで私は」、「別れろ」「振ってくれればいいのに」が呪いのようになってしまったのかなと思いました。
あと1週間早く自覚…していたらしていたで死の運命が変わらないならより苦しむことになってしまう気も…「どうすれば良かった」とかそういう話でもないので、苦しいですね…
桐生くんも桐生くんで、「幼馴染に相談されている」という詰んだ状態だったんですね。
とてもしんどい、そして素敵なお話でした。
作者からの返信
全てのコメント拝読させていただきました。こちらの作品を丁寧に読んでくださり本当に嬉しい限りです。
解釈はある程度読者の方にお任せしていますが、fukuraiさんの呪いという解釈、個人的にすごく好きです。言霊という言葉も存在しますし…。
自分としても、全員どうすればよかったのか答えが分からないある意味救いのない、しんどい作品だなと思います。
最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。
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こんにちは、ジャンル不問の読み合い企画へのご参加ありがとうございます。
優しく、淡い恋愛模様がとても素敵でした!
旦那さんのお調子者そうな雰囲気がどことなく岡野くんに似てそう
それと、1話目の下の文章がとても好きでした!
『子どものままごとのようなものではなく、気が付けばその人を探していて、思い出すだけで眠れなくなるほど胸が苦しくなり、ふいに会いたくなって涙が出てしまう、そんな複雑な感情こそが恋だとするならば、12年前のあれこそが、私の本当の初恋なのだ。』
作者からの返信
コメントありがとうございます。
自分としても、岡野くんに寄せるように意識して書きました笑
そして文章に関してもご意見ありがとうございます。そう言っていただけて本当に嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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読ませて頂きました!読んでて常にドキドキしていました。心の移り変わりの残酷さを丁寧に描いていて、どれも破綻なく完結させられていてすごい!となりますね。
個人的に岡野くんの立ち位置が好きなのですが、同時に可哀想ともなってしまう。複雑な心を思い出させてくれる作品だと思います。素敵な作品をありがとうございます。
作者からの返信
本作を読みに来てくださり本当にありがとうございます。ご評価もいただけて光栄です。
初恋は幼さゆえの残酷さがあると思っています。素敵なお言葉をいただけて嬉しいです。
岡野くんのキャラクターを好意的に見ていただけてよかったです!