現世の人物

江崎紀

江崎紀は、日本のホモ・コネクトゥス。ピアニストを志していたが、あるコンクールの際、付き合いの長いピアノ仲間に対し、緊張と自信のなさから心無い言葉をかけてしまい、その後そのピアノ仲間は教室に来なくなってしまった。彼はこのことで自分を責めるとともに、その行いを実力のなさとプレッシャーへの弱さの結果として受け止め、自らもピアノの道を諦める。

 その後受験勉強して東京大学に入るが、将来に希望が持てず、成績も低迷、さらに最近は精神状態の悪化により不眠にも悩まされる。進学選択に失敗したため、2018年度からは一留の2年生となる。実は彼はパラレルワールドである「フィラクスナーレ」の謎を解明するための鍵となるホモ・コネクトゥスの一人であり、ウォトゥーリア・エノマの研究に招待される。2017年2月、ウォトゥーリア・エノマで作業する中で事故にあい、この世界でもフィラクスナーレ世界でもない亜空間である「希望の墓場」へと飛ばされてしまい、そこで自分自身から希望の力を奪ってきた存在、エグゴーレドと直接対決することになる。

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